風|歌詞の意味・考察――振り返る人と、最後の呼びかけ
- リリース日:
- 1969年
折った地図の角を、伸ばす。
鉛筆の先に、余白が残る。
こんにちは!かなひなです😊
「風」では、何度も振り返る人の姿が描かれています。冬の道で、プラタナスの枯葉が立てる音にも注意が向く。その人は、何を確かめようとしているのでしょうか。私は、聞こえてくる音と、求めている返事の違いに注目して読みます。
はしだのりひことシューベルツが歌う1969年の曲です。作詞は北山修さん、作曲は端田宣彦さん、編曲は青木望さん。同年の日本レコード大賞では新人賞を受賞しています。紹介する『ゴールデン☆ベスト - はしだのりひこ』は、本曲を1曲目に収録しています。
『ゴールデン☆ベスト - はしだのりひこ』
「風」の基本情報
| 曲名 | 風 |
|---|---|
| アーティスト | はしだのりひことシューベルツ |
| 発売日 | 1969年 |
| 作詞 | 北山修 |
| 作曲 | 端田宣彦 |
| 編曲 | 青木望 |
| 収録作品 | 『ゴールデン☆ベスト - はしだのりひこ』 |
| シングル順 | — |
| 発売元・品番 | 紹介CD:MGM/TOCT-11262 |
主催者の詞曲編・新人賞記録 / レーベルの原曲年の記録 / 購入CDの公式収録案内
日本作曲家協会の第11回日本レコード大賞の記録は、本曲を1969年の新人賞に掲載しています。作詞は北山修さん、作曲は端田宣彦さん、編曲は青木望さん。レーベルのエキスプレス45周年盤の一覧にも、本曲は1969年の曲として掲載されています。
紹介CDは2010年12月8日発売、TOCT-11262、全20曲です。公式案内は、シューベルツ、エンドレス、クライマックスでの曲を選んだベストと紹介しています。本曲のグループだけでなく、はしだのりひこさんの複数の活動をたどれる盤です。
聞こえる音に、何を求めて振り返るのか
歌詞の意味・解釈
求める返事と、最後に変わる行動の向き
私は、振り返って何かを探す動作と、その人へ向けられる最後の言葉を分けて読みます。
枯葉の音はするのに、求める返事はない
この歌の振り返りは、過去の景色を懐かしむだけの動作ではないと、私は読みます。気持ちが弱ったとき、後ろに何かを求めて向き直る。その動作が重なるため、過去を思い出すことよりも、そこから応答が返るかを確かめようとする姿が見えてきます。今のつらさを受け止めてくれるものを探す、と読むと、振り返ることは単なる回想ではなく、現在の自分を支えるための行為になります。
プラタナスの枯葉が立てる音は、その求め方を具体的にします。私は、人からの呼びかけを探す気持ちと、実際にある自然の音との距離として読みます。音がすることと、自分への返事があることは同じではない。周囲は完全な無音ではないからこそ、そこに自分を迎える意思があるかを確かめたくなる。枯葉の音に注意を向ける細部が、返事を求める人の姿を、気持ちの説明だけでなく身体の動きとして見せていると思います。
最後の言葉は、返事の代わりに何をするか
最後には、それまで繰り返された振り返りとは、違う方向を示す呼びかけが置かれています。私は、失ったものが戻る場面ではなく、その人の次の動作へ関心を移す終わり方として読みます。探していた応答を、過去から受け取る形では終わらない。代わりに、今いる場所からどう動くかが言葉になる。返事を待つ姿の説明から、動き出す方向への呼びかけへ、歌の役割が変わるところです。
この呼びかけを、悲しみが消えた証拠としては読まない理由も、そこにあります。直前まで、つらさを抱えて何かを求める人が描かれていて、最後に変わるのは行動の向きだからです。私は、気持ちが晴れたから進めるという結論より、つらさを抱えた人へ言葉を渡す終わり方と読みます。それが自分へ向けた言葉でも、別の人への言葉でも、探す相手からの返答とは違う働きを持つ。慰めの答えを置くのでなく、次の動作を促すところに、この歌の厳しさを感じます。
この曲を聴く
ベストで聴く一曲から、グループ盤とライブ版へ
本人収録のベスト、グループのアルバム、ライブ表記の別盤を選んでたどれます。
Amazon Music Unlimitedを
無料体験する前に
初回利用など対象条件を満たす方は、最初の30日間無料です。対象かどうかは、Amazonの登録画面に「30日間無料」と表示されているか確認してください。
登録前に知っておきたいこと
- 30日間無料になるのは、Amazonの無料体験対象者です。
- 無料体験中でもキャンセル・プラン変更ができます。
- 無料体験終了後は自動的に有料期間へ移ります。
- 個人プランは月額1,180円、Amazonプライム会員は月額1,080円です。
- 継続しない場合は、Amazon Musicの設定から更新をキャンセルできます。
- 料金やキャンペーンは変わる場合があるため、登録画面の条件が優先されます。
2026年9月21日確認。無料期間・料金・キャンセル:Amazon Music Unlimited公式案内、プランの確認方法:Amazon Music よくある質問。
YouTubeで「風」を探す
曲名とアーティスト名で、聴きたい映像や音源を探してみませんか。
ライブ収録の「風」を選ぶなら
公式一覧には、フィナーレに本曲を収録した別の盤があります。
『しゅうべるつ・りさいたる+1』の収録
2016年11月30日発売の『しゅうべるつ・りさいたる+1』(UPCY-7199)は、18曲目に「フィナーレ~風(Live)」を収録しています。ここで紹介する『ゴールデン☆ベスト』とは別の商品です。一曲からライブ録音へ関心が広がったとき、公式のLive表記を手がかりに選べる盤です。レーベルのライブ収録一覧。
1969年の新人賞に残る、本曲の評価
日本作曲家協会の公式記録に、本曲とグループの名があります。
第11回日本レコード大賞の新人賞
第11回日本レコード大賞の主催者記録は、1969年の新人賞に「風」と、はしだのりひことシューベルツを掲載しています。詞曲編も同じ欄に記されており、発表当時の評価と制作に関わった人を一緒にたどれます。主催者の公式受賞記録。
この曲のまとめ
聴き直すときは、振り返る動作のたびに、その人が何を受け取ろうとしているかに注目してみてください。私は、枯葉の音がすることと、自分へ返事があることの差を考えると、求める気持ちが具体的に見えてくると思います。
最後の呼びかけも、つらさがなくなった結論としてではなく、行動の向きを変える言葉として読む。過去からの返答を待つ人の姿に、どんな言葉が渡されるのかを考えられる一曲です。
「風」に関するよくあるご質問
- Q.1「風」を歌っているのは?
- A.1
はしだのりひことシューベルツです。日本作曲家協会の1969年の記録と、レーベルの収録一覧に、このグループの名が掲載されています。
- Q.2いつの曲?
- A.2
1969年の曲です。レーベルのエキスプレス45周年盤の一覧に、グループ名と1969年の表記があります。紹介するベストCDは2010年発売です。レーベルの原曲年の記録。
- Q.3作詞・作曲・編曲は誰?
- A.3
作詞は北山修さん、作曲は端田宣彦さん、編曲は青木望さんです。主催者の受賞記録と、歌ネットの本人版に掲載されています。主催者の詞曲編の記録。
- Q.4振り返る動作を、どう読める?
- A.4
私は、過去を思い出すだけでなく、そこから自分を支える応答が返るかを確かめようとする行為として読みます。繰り返す動作から、求める気持ちを考察しています。
- Q.5プラタナスの枯葉の音に注目する理由は?
- A.5
私は、自然の音がすることと、自分への返事があることの差に注目します。音へ向き直る細部から、迎える意思を探す人の動きが見えてくると読んでいます。
- Q.6最後の呼びかけは、前の場面と何が違う?
- A.6
私は、過去からの返事を求める姿から、今いる場所での次の動作へ関心が移る、と読みます。悲しみが消えた結果より、つらさを抱えた人へ渡される言葉として考察しています。
- Q.7紹介するAmazonのCDは?
- A.7
『ゴールデン☆ベスト - はしだのりひこ』です。2010年12月8日発売、TOCT-11262、全20曲。本曲は1曲目です。購入CDの公式収録案内。
- Q.8ベストCDはシューベルツだけの曲?
- A.8
シューベルツ、エンドレス、クライマックスでの曲を選んだ盤です。はしだのりひこさんの複数の活動をたどれます。レーベルの商品紹介。
- Q.9グループのアルバムにも本曲がある?
- A.9
『未完成+1』の1曲目に収録されています。紹介する再発CDは2016年11月30日発売、UPCY-7198です。グループ盤の公式収録一覧。
- Q.10ライブ録音を収録する盤はある?
- A.10
『しゅうべるつ・りさいたる+1』の18曲目が「フィナーレ~風(Live)」です。2016年11月30日発売、UPCY-7199。ベストCDとは別の盤です。公式のLive表記。
- Q.11日本レコード大賞で受賞している?
- A.11
1969年の第11回日本レコード大賞で新人賞に掲載されています。本曲の歌唱名義は、はしだのりひことシューベルツです。主催者の公式受賞記録。
- Q.12新人賞と最優秀新人賞は同じ?
- A.12
1969年の主催者記録は分けて掲載しています。「風」は新人賞で、最優秀新人賞はピーターさんの「夜と朝のあいだに」です。当時の賞区分の記録。
この曲が気になった方へ
求める返事と、つらさを抱えた人への言葉を読む歌へ。



