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漫画「フルーツバスケット」ネタバレ|全23巻の結末・透と夾の恋
切れない絆ではなく、離れても選び直せる関係へ。優しさの奥に隠した痛みを抱きしめ、自分の人生を取り戻す物語。
こんにちは!かなひなです😊
結論から言うと、漫画『フルーツバスケット』は通常版全23巻で完結しています。最終的に本田透と草摩夾は恋人となり、夾の修行のため町を離れて二人で生きる道を選びます。草摩由希は透への感情が恋ではなく、無条件に受け止めてくれる母親のような安心だったと理解し、倉伎真知と結ばれます。草摩慊人を中心に十二支を縛っていた呪いも全員から解け、猫憑きの夾が生涯幽閉される未来はなくなります。
ただし、透が善意だけで呪いを一瞬にして解いたわけではありません。紅野の呪いは物語開始前に理由もなく解けており、古い約束はすでに弱まり始めていました。透がもたらしたのは、苦しくても離れてはいけないと思い込む人々へ、新しい関係を選んでよいと示すことです。慊人自身も最後には『神』として全員を所有する立場を手放します。
この記事では、夾の本来の姿、由希が透を恋人として選ばない理由、女性として生まれた慊人が男性として育てられた事情、紅野だけ先に呪いが解けていた理由、透の母・今日子の死と夾の罪悪感、最終回の老夫婦までを全23巻の流れに沿って解説します。家族なら傷つけても離れられないのか、優しさと自己犠牲はどう違うのか。本作を読み終えた時に残る問いまで掘り下げます。
この記事では、漫画『フルーツバスケット』、全23巻、本田透、草摩夾、草摩由希、草摩慊人、十二支、猫憑き、呪い、結末、最終回、恋愛、ネタバレ、アニメ、愛蔵版、anotherをまとめました。
後半には重要な展開を含みますので、まだ内容を知りたくない方はご注意ください🥺
✅ 結論、「フルーツバスケット」は以下で読めます!
『フルーツバスケット』の結末で救われるのは、十二支の体が変身しなくなったことだけではありません。夾は猫憑きだから閉じ込められる人生を拒み、透は母・今日子を心の中で一番にしておかなければ愛を失うという恐怖から離れます。二人は互いを救済の道具にせず、欠点も過去も知ったうえで一緒に町を出ます。
由希も、透を恋人にできなかったのではありません。幼い頃から慊人に隔離され、母にも道具のように扱われた彼が求めていたのは、恋の高揚より先に『帰ってもよい場所』でした。その感情を正直に認めたからこそ、真知とは対等な恋を始められます。
慊人の生い立ちは彼女の暴力を免罪しません。しかし、父・晶から神として特別視され、母・楝との対立から男性として育てられた彼女もまた、役割に閉じ込められた一人でした。透に手を差し伸べられた後、慊人は全員をつなぎ止めるのではなく、当主として自由を守る側へ進みます。
永遠に切れない関係は美しく見えますが、選べない絆は呪いにもなります。離れる自由があるのに、また会いたいと思う。その関係こそが本作の示す家族と愛の答えです。最終ページの年老いた透と夾は、劇的な救いより長く、一日ずつ互いを選び続けた人生を見せてくれます。傷ついた過去があっても、これから築く家族は選び直せる。そう感じたい時に読み返したくなる作品です。
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2019年版アニメで結末を知った人も、通常版全23巻では各人物の内面と関係の変化をより細かく読めます。
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■最終第23巻は2007年発売
通常版の完結第23巻は2007年3月19日に発売されました。愛蔵版全12巻は通常版を再編集した版で、物語の続巻ではありません。
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📖「フルーツバスケット」のあらすじと作品概要
母を亡くし、テントで暮らしていた高校生・本田透は、同級生の草摩由希、その親戚・紫呉、夾と同居することになります。草摩家の一部は異性に抱きつかれると十二支の動物へ変身し、猫憑きの夾は一族から外された存在でした。明るく働く透にも母の死を受け止めきれない痛みがあり、彼女の優しさに触れた草摩家の人々は、慊人と古い約束に支配された人生を少しずつ疑い始めます。
✍️「フルーツバスケット」の作者紹介
作者は高屋奈月先生です。少女漫画の恋愛を軸にしながら、家庭内の支配、親から受け継いだ傷、自己否定、喪失後の生き方を多人数の視点で描きました。登場人物の優しさを無条件に美化せず、自分を削る親切が相手にも重荷になる危うさまで描く点が長く支持されています。
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👥「フルーツバスケット」の登場人物紹介
本田透(ほんだ とおる)
母・今日子を事故で亡くした高校生。誰に対しても丁寧で優しく、草摩家の秘密を知っても受け入れます。一方で、自分が迷惑をかけることを極端に恐れ、悲しみや望みを隠します。夾への恋を自覚した時、母を一番にし続ける約束から進む怖さと向き合います。
草摩夾(そうま きょう)
十二支に入れなかった猫憑き。数珠を外すと腐臭を放つ異形の姿になり、一族では卒業後に幽閉される運命です。乱暴に見えて他人の痛みに敏感。母の死と今日子の事故を自分の責任だと思い、透を愛しても幸せになる資格がないと退けます。
草摩由希(そうま ゆき)
子年の物の怪憑きで、学校では『王子』と呼ばれます。幼少期に慊人の部屋へ閉じ込められ、家族からも利用されたため孤独です。透に母親のような安心を求めていたと認め、生徒会活動と真知との恋を通して対等な自分を作ります。
草摩慊人(そうま あきと)
十二支の『神』にあたる草摩家当主。女性として生まれましたが、母・楝との対立と家の事情から男性として育てられます。十二支が離れる恐怖から暴力で支配しますが、透との出会いと呪いの終わりを経て、自由を守る当主として残る道を選びます。
草摩紫呉(そうま しぐれ)
戌年の物の怪憑きで小説家。透、由希、夾を自宅に住まわせます。穏やかな保護者に見えますが、慊人を手に入れるため呪いが崩れる流れを利用する冷徹さも持ちます。慊人と最も深く愛憎を絡ませる人物です。
草摩紅野(そうま くれの)
鶏年の物の怪憑きだった青年。呪いは物語開始前に突然解けていますが、取り乱した慊人を見捨てられず、同情と罪悪感からそばに残ります。魚谷ありさと惹かれ合い、自分の人生を選ぶことが慊人のためにも必要だと知ります。
草摩潑春(そうま はつはる)
丑年の物の怪憑き。普段は静かですが、怒ると『ブラック』な人格が表に出ます。由希を幼少期から支え、依鈴を深く愛します。慊人が依鈴を傷つけたと知った時は、恐怖より彼女を守る選択を優先します。
草摩依鈴(そうま いすず)
午年の物の怪憑きで、通称リン。虐待した両親に捨てられ、潑春を守るため一方的に別れます。呪いを解く方法を単独で探し、慊人に閉じ込められても屈しません。強さの裏に、愛されると相手を不幸にするという恐怖があります。
草摩紅葉(そうま もみじ)
卯年の物の怪憑き。明るく無邪気に見えますが、母親が自分の存在に耐えられず記憶を消した過去を抱えます。それでも家族を恨まず、透へ恋をしながら夾との未来を応援します。呪いが解けた後は、自分の幸せを探す決意をします。
草摩はとり(そうま はとり)
辰年の物の怪憑きで草摩家の医師。婚約者・佳菜が慊人に傷つけられた後、彼女の苦しみを消すため記憶を封じました。感情を抑えて一族を支えますが、繭子との再会によって自分も幸福になってよいと考え始めます。
草摩杞紗(そうま きさ)
寅年の物の怪憑き。学校でのいじめによって言葉を失いますが、透に気持ちを否定されず、少しずつ学校へ戻ります。傷ついた子に『頑張れ』と命じるより、まず休める場所が必要だと示す人物です。
草摩燈路(そうま ひろ)
未年の物の怪憑き。杞紗を好きですが、慊人へ打ち明けたことで杞紗が傷つけられ、罪悪感から素直になれません。妹の誕生と家族の愛を経験し、守ることは相手を遠ざけることではないと学びます。
草摩籍真(そうま かずま)
夾の武術の師匠で育ての親。祖父も猫憑きで、差別した後悔から夾を引き取りました。夾の本来の姿を透の前であえてさらし、同情ではない愛を受け取れるか確かめます。幽閉の運命から夾を守ろうとする父親です。
魚谷ありさ(うおたに ありさ)
透の親友。かつて不良でしたが、今日子との出会いで立ち直りました。紅野へ惹かれ、相手の事情を知らなくても待つ強さを見せます。透の過剰な我慢を見抜き、花島と共に家族のように支えます。
花島咲(はなじま さき)
透の親友で、人の思念を『電波』として感じます。静かな観察眼で透や草摩家の感情を見抜き、騒がずそばにいます。異質さゆえにいじめられた経験があり、受け入れてくれた透とありさを大切にします。
本田今日子(ほんだ きょうこ)
透の母で、元不良『赤い蝶』。夫・勝也の死後に絶望しますが、幼い透のため生き直しました。交通事故の際に夾と遭遇し、その最期の言葉が夾を長く苦しめます。透の優しさの原点であると同時に、透が過去へ縛られる原因にもなります。
🌟「フルーツバスケット」の見どころと魅力
ここでは、物語の構成や登場人物から分かる本作の見どころをご紹介します😊
■十二支の絆を家族支配として描く
神と十二支の約束は美しい伝説に見えますが、現代の草摩家では離れる自由を奪う仕組みです。愛しているから傷つけても戻るはずだという慊人の論理が、家族の名を使った支配の怖さを示します。
■透の優しさにも痛みがある
透は理想的な善人ではなく、捨てられないために役立とうとします。自分の望みを言わず、他人を優先する姿が、夾への恋によって崩れます。優しさとは我慢ではなく、本音を渡す勇気だと変わっていきます。
■夾の異形を拒絶の記憶ごと抱きしめる
透は夾の本来の姿を見て一度は恐れます。それでも追いかけるのは、醜くないと言い張るためではありません。怖かったと認めたうえで、それでも一緒にいたいと選びます。この正直さが夾の自己嫌悪をほどきます。
■由希が恋愛以外の愛を言葉にする
主人公を巡る三角関係に見えた構図を、由希自身が見直します。透に求めたのは母のような無条件の愛だったと打ち明けることで、負けた恋ではなく、必要だった愛を受け取った成長になります。
■慊人を被害者にも加害者にもする
慊人は親と家制度に傷つけられましたが、依鈴や紅野へ行った暴力は消えません。作品は同情で責任を薄めず、謝罪しても全員と友人になれるわけではない現実を残します。
■十二支それぞれに異なる家庭の傷がある
記憶を消された紅葉、道具として売られた由希、存在を拒まれた依鈴、いじめで話せなくなった杞紗。悩みを一つの教訓にまとめず、その人に必要な距離と回復の速度を描き分けます。
■呪いは奇跡より選択で終わる
紅野の呪いが先に解けたことで、解除に一つの攻略法がないと分かります。古い絆が自然に弱まり、透との出会いをきっかけに各人が別の人生を選び、最後に慊人も所有を手放します。
■老後まで続く結末が一日の重みを伝える
最終回は告白や卒業で終わらず、透と夾が年老いて手をつなぐ姿まで進みます。傷を一度で治したのではなく、毎日の暮らしで互いを選び続けたことが、静かな感動になります。
🏢「フルーツバスケット」はどこの出版社から出ているの?

高屋奈月先生による作品で、白泉社『花とゆめ』に1998年から2006年まで連載されました。通常版は全23巻、愛蔵版は全12巻です。本編後の次世代を描く『フルーツバスケットanother』は別作品として全4巻で刊行されています。
■「フルーツバスケット」最終23巻の内容
最終第23巻では十二支全員の呪いが解け、慊人は女性の姿で彼らの前に現れます。由希は大学進学と真知との未来へ、夾と透は町を離れて新生活へ進みます。後日談では仲間たちの進路が描かれ、最後は孫がいる年齢になった透と夾が手をつないで歩く姿で締めくくられます。
■第24巻の発売日は?
通常版は第23巻で完結しているため、第24巻の発売予定はありません。本編後の次世代を読む場合は別シリーズ『フルーツバスケットanother』全4巻があります。
🎬「フルーツバスケット」はアニメ化・ドラマ化している?
2001年にテレビアニメ全26話が放送されました。その後、2019年から原作全編を再構成する新シリーズが始まり、第1期、第2期、『The Final』まで制作されています。『The Final』は全13話で原作の結末まで映像化。さらに透の両親・今日子と勝也の過去や本編後を扱う『フルーツバスケット-prelude-』も公開されました。
⭐「フルーツバスケット」の評価・評判・口コミ
電子書籍ストアなどに投稿された感想の傾向を、同じ内容が重ならないように要約しています。
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大人になって読むと親子関係が刺さる
恋愛漫画として読んだ時とは違い、親の期待や支配、子どもが自分を責める姿に気づいたという声があります。 -
夾の本来の姿の回が忘れられない
透が一度は恐れながら、それでも追いかけて本音を伝える場面を作品最大の転機に挙げる読者が多くいます。 -
由希の感情の答えに驚く
典型的な三角関係と思わせて、母性への渇望だったと本人が言語化する展開が丁寧だと評価されています。 -
脇役にも人生がある
紅葉、はとり、依鈴、潑春、杞紗など、それぞれの過去と選択が主役級の密度で描かれる群像劇が支持されています。 -
慊人を簡単に許さないところがよい
生い立ちを理解しても暴力の傷は残り、全員が和解するわけではない結末に誠実さを感じる声があります。 -
最終回で長い時間が報われる
年老いた透と夾まで描かれることで、二人が一時の感情ではなく人生を共にしたと分かり、涙したという感想があります。
口コミでは、夾の本来の姿を透が受け止める場面、由希の感情の答え、十二支全員に用意された家庭と心の物語、老後まで描く最終回が特に支持されています。慊人への向き合い方は意見が分かれますが、傷つけられた側へ和解を強制せず、慊人自身が責任を引き受ける形にした点も読み応えにつながっています。
🔎「フルーツバスケット」全23巻の呪いと恋
ここからは透と草摩家の出会い、夾の本来の姿、慊人と紅野の秘密、今日子の事故、十二支の呪いが解けるまでを巻数範囲ごとに解説します。
■第1〜2巻:透が草摩家で暮らし十二支の秘密を知る
母を亡くした透は親族へ迷惑をかけまいとテントで生活していました。土地の所有者だった紫呉と由希に見つかり、家事を条件に同居します。そこへ由希を倒したい夾が現れ、透とぶつかった三人は動物へ変身。秘密を知った透は記憶を消されず、草摩家の生活へ加わります。
■第3〜4巻:紅葉とはとりが家族を失う痛みを見せる
透は卯年の紅葉、辰年のはとりらと出会います。紅葉の母は物の怪憑きの子を産んだ苦しみから、紅葉の記憶を消して別の人生を選びました。はとりも慊人に傷つけられた婚約者・佳菜の記憶を消しています。草摩家の秘密が、恋と親子を壊してきたと分かります。
■第5〜6巻:夾の本来の姿を透が追いかける
夾の育ての親・籍真は、数珠を外して猫憑きの本来の姿を透へ見せます。夾は醜い姿と臭いに拒絶されると思い逃走。透も恐怖で一度は動けませんが、追いかけて『一緒に暮らしたい』と抱きしめます。夾は初めて、きれいごとではない受容を受け取ります。
■第7〜8巻:新年の宴と慊人の孤独が表に出る
十二支は新年に慊人のもとへ集まる決まりがあり、由希と夾も透を残して本家へ向かいます。紅葉の言葉で透が一人だと気づき、二人は宴を抜けて帰宅。喜ぶ透を見て、命令された絆より自分で戻りたい相手が生まれたことを知ります。
■第9〜10巻:杞紗と燈路が言葉にできない傷を抱える
いじめで話せなくなった杞紗は、透のそばで休み、少しずつ声を取り戻します。燈路は杞紗への恋を慊人に話した結果、杞紗が傷つけられたことを悔やんでいました。守りたい気持ちが、相手から距離を取る理由にもなると描かれます。
■第11〜12巻:別荘で慊人が透と夾を追い詰める
夏休み、透たちは草摩家の別荘へ行きます。慊人は十二支と透の親しさに苛立ち、透へ夾が卒業後に幽閉される運命を突きつけます。夾にも透を諦めさせようとしますが、夾は透と過ごせる今を守ろうとし、透は呪いを解く方法を探すと決意します。
■第13〜14巻:透が籍真を訪ね依鈴は単独で呪いを探す
透は籍真へ十二支を救う方法を尋ねますが、明確な解除法は分かりません。依鈴も潑春を自由にするため、彼を遠ざけて一人で調査します。慊人は透が一族の中心へ入るほど不安を強め、古い約束を守るため人を傷つけます。
■第15〜16巻:由希が生徒会と真知の中で自分を作る
由希は生徒会で翔、真知らと過ごし、草摩家や学校の『王子』ではない自分を見せ始めます。完璧に見える由希と、整いすぎた物を壊したくなる真知は、互いの孤独を理解します。由希は透への気持ちを恋と呼べない理由にも向き合います。
■第17巻:紅野の呪いはすでに解け慊人は女性だと判明
紅野は透に、自分の呪いが何年も前に突然解けたと告白します。それでも慊人が泣いて取り乱したため、見捨てられずそばに残りました。さらに慊人が女性であり、男性として育てられたことも明かされます。呪いは永遠ではなく、すでに終わり始めていました。
■第18巻:依鈴の監禁を潑春が知り慊人へ反抗する
依鈴は呪いを解く手がかりを求めて本家へ入り、慊人によって髪を切られ、猫憑き用の部屋へ閉じ込められていました。燈路の証言で真相を知った潑春は慊人へ怒りをぶつけ、依鈴を救出。恐怖で従うより、愛する人を守る道を選びます。
■第19〜20巻:透は母の記憶と夾への恋の間で揺れる
透は夾を最も大切に思っていると自覚しますが、それは亡き母を一番にすると決めた自分への裏切りに感じられます。今日子と勝也の出会い、勝也の死、今日子が透を残して消えかけた過去も描かれ、透の明るさが喪失への恐怖から生まれたと分かります。
■第21巻:透が告白し夾は今日子の事故を語る
透は夾へ愛を告げます。夾は今日子が車にはねられる場にいたこと、腕をつかめば変身する恐怖から助けられなかったことを告白。今日子の最期の言葉を自分への非難だと思い込み、母の死も含めて誰かを幸せにする資格がないと透を拒みます。
■第22巻:慊人が紅野を刺し透へ刃を向ける
紫呉との愛憎と十二支が離れる恐怖で追い詰められた慊人は、紅野を刺します。雨の中で透にも刃を向けますが、透は慊人を悪者として切り捨てず、置いていかれるのが怖い自分と似ていると手を差し伸べます。崖が崩れて透が転落し、慊人は初めて彼女を失いたくないと助けを求めます。
■第22巻後半:夾と透が罪悪感ではなく愛を選ぶ
入院した透を夾は一度避けますが、逃げ続けることこそ彼女を傷つけると気づきます。今日子の言葉は夾を呪うためではなかったと理解し、透へ改めて気持ちを伝えます。透も母を忘れずに夾を愛してよいと知り、二人は恋人になります。
■第23巻:十二支全員の呪いが解ける
紅葉、燈路らに続き、由希、夾を含む全員の絆が切れます。別れの瞬間には解放だけでなく、幼い頃から体にあった存在を失う寂しさもあります。慊人は神としてつなぎ止めず、自由を守る当主として草摩家に残ることを決め、女性の姿で十二支へ別れを告げます。
■最終回:透と夾は町を出て年老いても手をつなぐ
由希は透へ母のような愛をくれたことを感謝し、真知と大学生活へ進みます。紅野はありさのもとへ向かい、はとりも繭子と未来を選びます。夾と透は籍真の知人の道場で働くため町を離れ、後に結婚して家族を築きます。最後は孫を持つ老夫婦となった二人が手をつないで歩きます。
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🎯まとめ
この記事のポイントをまとめますね😊
■透は他人を優先するだけの優しさから自分の未来を望む愛へ進む
■夾は猫憑きとしての自己否定と今日子を救えなかった罪悪感に向き合う
■由希は透に求めた母性的な安心を認め真知との対等な恋を選ぶ
■十二支は強制された古い約束を離れ自分で選ぶ関係を築き直す
■慊人は神として皆を所有せず自由を守る当主として責任を負う
『フルーツバスケット』で起きるWhatは、十二支へ変身する一族の呪いが解け、透と夾が結ばれることです。しかし胸に残るのは、なぜ彼らが苦しくても絆へしがみついたのか、どうやって自分の人生を選べたのかというWhyとHowです。
草摩家では、生まれた時から役割が決まっています。慊人は神、十二支は彼女を愛し続け、猫は除外されて幽閉される。変わらない約束は安心を与える一方、離れたいと言う自由を奪います。だから呪いが解けた瞬間、皆は笑うだけでなく泣きます。苦しい関係でも、それしか家族を知らなければ、失うことは怖いからです。
透も同じです。母を愛し続けるため、悲しまず、迷惑をかけず、母を一番にすると決めます。けれど夾を愛した時、その約束が新しい幸福を禁じる呪いになっていたと気づきます。過去を大切にすることと、過去だけを生きることは違う。透が自分の欲しい未来を口にした時、彼女の優しさは自己犠牲から愛へ変わります。
夾が救われるのも、透が彼を正しい人へ変えたからではありません。異形を怖がったことも、今日子を助けられなかったことも消さず、それでも共にいたいと二人が選ぶからです。傷を否定しない受容は、きれいな部分だけを褒める愛より強く響きます。
慊人の結末も、全員に許されることではなく、支配をやめて責任を引き受けることです。壊した関係は元に戻らなくても、次の傷を作らない生き方は選べます。家族に苦しんだ人、優しくするほど自分の気持ちが分からなくなる人に、本作は『離れてもいい。それでも会いたい人は選び直せる』と語りかけます。読み終える頃には、登場人物だけでなく、自分にも新しい関係を始める余地があると思えるはずです。
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❓「フルーツバスケット」に関するよくあるご質問
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Q.1漫画「フルーツバスケット」は全何巻ですか?
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A.1
通常版全23巻で完結しています。愛蔵版は全12巻です。
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Q.2透は最後に誰と結ばれますか?
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A.2
草摩夾と結ばれます。二人は町を離れて新生活を始め、後に結婚して家族を築きます。
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Q.3由希は透を好きではなかったのですか?
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A.3
大切に思っていますが、恋愛より母親のような安心を求めていたと本人が理解します。恋人としては真知を選びます。
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Q.4慊人は男性ですか、女性ですか?
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A.4
女性として生まれましたが、草摩家の事情と母・楝との対立から男性として育てられました。
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Q.5十二支の呪いはなぜ解けたのですか?
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A.5
一つの明確な解除方法は示されません。古い絆が弱まり、各人が新しい人生を選び、最後に慊人も所有を手放したことで全員の呪いが終わります。
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Q.6紅野の呪いはいつ解けましたか?
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A.6
物語開始より何年も前に、特別な儀式なく突然解けています。その事実は終盤まで伏せられます。
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Q.7夾の本来の姿とは何ですか?
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A.7
猫憑きに受け継がれる異形の姿です。普段は数珠で抑えられ、外すと変身します。
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Q.8夾はなぜ幽閉される予定だったのですか?
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A.8
草摩家では猫憑きを十二支から外れた忌む存在として扱い、卒業後は専用の部屋へ生涯閉じ込める慣習があったためです。
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Q.9夾は透の母・今日子を殺したのですか?
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A.9
殺してはいません。事故の場にいて助けられなかったことと、今日子の最期の言葉を誤解し、責任を背負っていました。
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Q.10慊人は最後に許されますか?
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A.10
透とは理解し合いますが、全員が被害を忘れて親しくなるわけではありません。慊人は当主として責任を負う道を選びます。
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Q.11最終回の透と夾はどうなりますか?
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A.11
町を離れて暮らし、結婚して子や孫のいる家庭を築きます。最後は年老いた二人が手をつないで歩きます。
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Q.122001年版と2019年版アニメの違いは何ですか?
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A.12
2001年版は全26話で原作連載中の制作です。2019年からの新シリーズは『The Final』まで原作の結末を映像化しています。
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Q.13「フルーツバスケットanother」は続編ですか?
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A.13
本編の次世代を描く別シリーズです。透たちの本編は通常版第23巻で完結しています。
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Q.14DMMブックスで全23巻を読めますか?
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A.14
確認済みの商品情報では第1巻から最終第23巻まで購入できます。
📚 この作品が気になった方へ
透の優しさが草摩家の呪いを少しずつほどいていく物語のあとは、家族に縛られた人が外からの温かさで変わっていく作品もどうぞ。
