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山口百恵「プレイバックPart2」歌詞の意味・考察|怒りを残したまま、恋を選び直す

リリース日:
1978年
推定売上枚数:
71万枚

山口百恵GOLDENBEST PLAYBACKMOMOEpart2 MHCL109〜110のCDジャケット

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怒りにも、恋は残る。
記憶が、行き先を変える。

こんにちは!かなひなです😊

腹が立っているのに、相手のことが気になる。その気持ちは、どちらか一つに片づけられるものではないのでしょう。山口百恵さんの「プレイバックPart2」で私が引かれるのは、語り手の強い態度が、恋心をなくした証拠にはならないところです。自分を軽く扱われたくない気持ちと、それでも相手を思う気持ちが、同じ人の中に残っている。その重なりが、この歌の選択を単純な勝ち負けにさせません。

思い返した言葉も、最初と同じ意味のままではありません。言い争いの中では腹立たしく感じたものが、一人で考える時間には、相手のことを気にかける入口になる。私は、記憶を繰り返すことが、気持ちを固定するだけでなく、相手の見え方を変えるところに注目しています。帰ると決めることも、怒りが間違っていたという結論ではなく、自分の恋へもう一度向き合う選択として読みたくなります。

「プレイバックPart2」は1978年の山口百恵さんの楽曲です。作詞は阿木燿子さん、作曲は宇崎竜童さん、編曲は萩田光雄さん。紹介するCDは2002年6月19日発売の『GOLDEN☆BEST / PLAYBACK MOMOE part2』で、2枚組・全34曲のDISC 2の4曲目に本曲を収録しています。

『GOLDEN☆BEST / PLAYBACK MOMOE part2』

一曲から、山口百恵の34曲へ

「プレイバックPart2」「秋桜」「いい日旅立ち」など

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山口百恵GOLDENBEST PLAYBACKMOMOEpart2 MHCL109〜110のCDジャケット

山口百恵
2002年6月19日発売/CD2枚
MHCL-109〜110/全34曲

本曲はDISC 2の4曲目。「としごろ」から後年発表の楽曲まで収めたベスト作品です。

「プレイバックPart2」の基本情報

1978年の楽曲と、2002年の2枚組ベストCD
曲名 プレイバックPart2
アーティスト 山口百恵
発売日 1978年
作詞 阿木燿子
作曲 宇崎竜童
編曲 萩田光雄
収録作品 『プレイバックPart2』
シングル順 —
発売元・品番 紹介CD:MHCL-109〜110

日本音楽制作者連盟の作品記録 / 歌ネットの楽曲情報 / ソニーのCD情報

日本音楽制作者連盟のアーカイヴでは、1978年6月21日発売のアルバム『THE BEST プレイバック』に本曲が掲載されています。同じアルバムの「プレイバックpart1」とは別の曲です。

紹介CD『GOLDEN☆BEST / PLAYBACK MOMOE part2』は2002年6月19日発売、MHCL-109〜110。CD2枚・全34曲のうち、DISC 2の4曲目が本曲です。

「プレイバックPart2」の歌詞

歌ネットで歌詞を読む ↗

歌詞の意味・解釈
譲れない気持ちと、捨てきれない恋は同時にある

怒りを持つ語り手と、記憶によって変わる選択。その二つから、帰ると決める気持ちへ目を向けます。

強い態度は、相手を思わなくなった証拠ではない

語り手には、自分を一方的に扱われたくない気持ちがあります。相手の都合に合わせるだけの関係では、自分の気持ちが置き去りになる。私は、その不満があることを、気の強さだけで説明したくありません。恋をしているからといって、何でも受け入れられるわけではない。相手を大切にすることと、自分を大切に扱ってほしいことが、ここでは切り離せないのだと思います。

その一方で、語り手は相手との関係を、もうどうでもよいものとしては扱えません。腹立たしい記憶が残ること自体、その人との間に起きたことが、まだ自分にとって大きいからなのでしょう。私には、怒りと恋心が、互いを打ち消す感情には見えません。恋が残っているからこそ納得できないこともあり、納得できなくても相手への気持ちは消えない。その扱いにくさが身近に感じられます。

帰るという決意も、自分の不満をすべて撤回することとは違うように読めます。相手へ向かう気持ちが生まれたからといって、関係の中で苦しかったことまで、なかったことになるわけではありません。私は、この選択を、相手に負けたという話にしたくありません。自分の気持ちの中にある怒りも恋も見たうえで、どうしたいかを選ぶところに、語り手の存在が残っているからです。

だから、強い態度と、相手へ戻ろうとする気持ちの変化を、正反対の人物になったようには感じません。どちらにも、自分の気持ちをごまかせない人がいる。私は、その一貫したところに引かれます。恋を選ぶには、いつも穏やかにならなければいけないわけではない。納得しきれないものを抱えながらも、相手を思う自分からは離れられない。その複雑さが、この歌の語り手を遠い存在にしません。

思い返す言葉が、相手の見え方と自分の選択を変える

この歌の記憶は、過去をもう一度そのままなぞるだけのものではありません。語り手が相手との言葉を思い返すとき、そこには、今の自分の気持ちが重なります。私は、同じ出来事でも、向き合う時間が変われば違うものが見えてくるところが気になります。言い争いの最中には自分への扱いが気になっても、一人になれば、相手のことを考える余地が生まれる。その変化が、選択を動かしていきます。

相手の寂しさが気になるように見えるところも、語り手の心の動きとして読むと、印象が変わります。相手が実際にどんな状態かを説明するというより、語り手がその人をどう思っているかが表れているのでしょう。私は、相手を理解し直そうとする気持ちに引かれます。怒りの中では見えにくかったものへ目が向くことは、傷ついた自分を否定することではなく、相手との関係を別の角度から見ることでもあるからです。

そのため、題名のプレイバックには、同じところを繰り返すだけではない意味を感じます。思い返すたびに、何を大切に感じるかが変わっていく。語り手の中では、相手への不満と、相手を気にかける気持ちの重みが動くのでしょう。記憶は、現在の気持ちに働きかけるものにもなる。私は、この歌の変化を、過去の言葉を忘れることでなく、忘れられない言葉を受け止め直すこととして読んでいます。

ただ、帰ると決めたことが、その先の和解まで決めるわけではありません。語り手が自分の気持ちを選び直しても、二人の関係には、相手の応答もあります。私がこの歌の中で注目したいのは、まず語り手自身の選択です。相手との結末を知る前に、自分がその人を思っていることを認める。その地点に立つことで、怒りだけでは説明できなかった恋の重さが、もう一度見えてくるのだと感じます。

この曲を聴く
本曲収録の2枚組CDと、言葉・作品の記録へ

山口百恵さんの曲を広くたどるCDと、歌の言葉や作者の記録への入口をまとめました。

CD / BEST

本曲収録の2枚組ゴールデン☆ベスト

2002年発売のMHCL-109〜110。全34曲のDISC 2の4曲目に本曲を収録しています。

OFFICIAL / TRACKS

「としごろ」から、34曲をたどる

「秋桜」「いい日旅立ち」「さよならの向う側」など、紹介CDの全曲目を見られます。

LYRICS / WORDS

怒りと恋の重なりを、言葉から読む

山口百恵「プレイバック Part2」の正規歌詞ページへ。

CREATOR / PROFILE

作曲家・宇崎竜童の歩みへ

阿木燿子さんとの組合せで本曲などを提供したことが、公式プロフィールで紹介されています。

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YouTubeで「プレイバックPart2」を探す

曲名とアーティスト名で、聴きたい映像や音源を探してみませんか。

「プレイバックPart2」から、34曲のベストCDへ

一曲をきっかけに山口百恵さんの作品を広げるなら、2002年の2枚組ベストが入口になります。

DISC 2の4曲目に本曲を収めた、2枚組の作品

『GOLDEN☆BEST / PLAYBACK MOMOE part2』は、2002年6月19日発売のMHCL-109〜110です。DISC 1は全18曲、DISC 2は全16曲で、合わせて34曲。本曲のほか、「横須賀ストーリー」「夢先案内人」「秋桜」「いい日旅立ち」などを収録しています。代表曲を一曲ずつ広げていきたい方に向いた作品です。

ソニーの公式紹介では、1982年のLP3枚組『PLAYBACK MOMOE』を、CD2枚組にしたリニューアル復刻として案内されています。「あなたへの子守唄」「惜春通り」も収録され、本曲の発売後に広がった山口百恵さんの作品をたどれます。

阿木燿子・宇崎竜童が提供した、ほかの山口百恵作品へ

本曲の作詞・作曲の組合せから、次の一曲へ広げる入口もあります。

同じ作者の組合せでも、一曲ごとの恋は違う

宇崎竜童さんの公式プロフィールは、阿木燿子さんとの組合せで、山口百恵さんへ「横須賀ストーリー」「プレイバックpart2」「さよならの向う側」などを提供したことを紹介しています。本曲から、同じ作詞・作曲の組合せによる作品へ目を向ける入口になります。

私は、作者の組合せを知ったうえでも、本曲の語り手がどう選ぶかを、一曲の中で読みたいと思います。怒りと恋心のどちらかだけでは決められない人が、相手との言葉を思い返す。それによって自分の気持ちの重さが変わるところが、この歌で気になる部分です。ほかの曲へ広げたあとも、その人の選択へ戻って読みたくなります。

この曲のまとめ

「プレイバックPart2」で語り手が帰ると決めることは、腹を立てた自分をなかったことにすることではないのでしょう。私は、譲れない気持ちを持ちながら、相手を思う自分も認めるところに引かれます。恋を続けたい気持ちがあるからといって、何でも受け入れられるわけではない。その二つを一緒に抱えた人の選択だから、簡単な仲直りの話には感じません。

もう一度曲へ戻るなら、思い返す言葉によって、相手の見え方がどう変わるかに目を向けてみてください。記憶は、怒りを繰り返すものにも、相手を考え直すものにもなる。私は、相手との結末より先に、自分の中の恋を選び直すところに、この歌の切実さを感じます。

「プレイバックPart2」に関するよくあるご質問

Q.1
「プレイバックPart2」は何年の曲?
A.1

1978年の作品です。日本音楽制作者連盟のアーカイヴでも、同年6月21日発売のアルバム『THE BEST プレイバック』に本曲が掲載されています。

Q.2
作詞・作曲・編曲は誰?
A.2

作詞は阿木燿子さん、作曲は宇崎竜童さん、編曲は萩田光雄さんです。

Q.3
強い態度の語り手を、どう読んでいる?
A.3

相手を思わなくなった人ではなく、自分を一方的に扱われたくない気持ちと、残る恋心を持つ人として読んでいます。怒りと恋を、どちらか一つには整理していません。

Q.4
題名のプレイバックには、どんな意味を感じる?
A.4

相手との言葉を思い返すことが、今の相手の見え方や自分の選択を変えるところに注目しています。過去を繰り返すだけでなく、記憶を受け止め直すこととして読んでいます。

Q.5
帰ると決めれば、仲直りできたということ?
A.5

帰る決意と、その後の和解は分けて読んでいます。ここでは、相手への怒りを抱えながらも、自分に残る恋を認めて選ぶ語り手の気持ちに注目しています。

Q.6
紹介しているCDはどれ?
A.6

2002年6月19日発売の『GOLDEN☆BEST / PLAYBACK MOMOE part2』、MHCL-109〜110です。CD2枚・全34曲で、本曲はDISC 2の4曲目に収録されています。

Q.7
紹介CDには、ほかに何が入っている?
A.7

「としごろ」「横須賀ストーリー」「夢先案内人」「秋桜」「いい日旅立ち」「さよならの向う側」「あなたへの子守唄」「惜春通り」などを収録しています。

Q.8
「プレイバックpart1」と同じ曲?
A.8

別の曲です。1978年の『THE BEST プレイバック』では、part1とpart2がそれぞれ別の曲目として掲載されています。この記事と紹介CDのDISC 2の4曲目は、山口百恵さんのPart2です。

Q.9
歌詞はどこで読める?

この曲が気になった方へ

譲れない気持ちと、相手へ残る恋を読む歌へ。