青江三奈「恍惚のブルース」歌詞の意味・考察|恋の幸福が、涙と切り離せなくなる夜
- リリース日:
- 1966年
しあわせだった記憶が、
心を離してくれない。
こんにちは!かなひなです😊
幸せだった時間を思い出すほど、苦しくなることがあります。あの人を好きになってよかったのか、それとも違う道があったのか。青江三奈さんの「恍惚のブルース」は、どちらか一つに決められない恋の記憶を描いた歌だと私は感じます。
題名には、我を忘れるほどの喜びを思わせる言葉があります。けれども歌に残るのは、喜びだけではありません。相手との関わりで変わってしまった自分と、夜に戻ってくる悲しみが、その幸福のすぐそばにあります。
「恍惚のブルース」は、1966年の青江三奈さんのデビュー曲。作詞は川内康範さん、作曲は浜口庫之助さんです。恋を美しい思い出とも、単なる失敗とも言い切れない心として、題名と青い景色の意味を考えます。
青江三奈『ゴールデン☆ベスト』
「恍惚のブルース」の基本情報
| 曲名 | 恍惚のブルース |
|---|---|
| アーティスト | 青江三奈 |
| 発売日 | 1966年 |
| 作詞 | 川内康範 |
| 作曲 | 浜口庫之助 |
| 編曲 | — |
| 収録作品 | 『恍惚のブルース』 |
| シングル順 | デビュー曲 |
| 発売元・品番 | 紹介CD:VICL-63445 |
ビクターの公式プロフィール / 歌ネットの詞曲欄 / 紹介CDの公式曲目
ビクターの公式プロフィールでは、本曲を1966年のデビュー曲として紹介しています。歌ネットの本人曲ページには、川内康範さんの作詞、浜口庫之助さんの作曲と掲載されています。
紹介商品は2009年9月16日発売の『ゴールデン☆ベスト 青江三奈』、VICL-63445。全20曲の本人CDで、本曲は1曲目に収録されています。2009年は、このベストCDの発売年です。
「恍惚のブルース」の歌詞
歌詞の意味・解釈
喜びと悲しみが重なる恋の記憶を読む
題名の甘美さと、歌の中に残る痛みを、切り離さずに考えます。
幸せだったからこそ、簡単には片づけられない
語り手にとって、恋は人生の一部というより、自分の生き方を決めてしまうほど大きなものです。相手との時間には、強い幸福もありました。私は、だからこそ、その恋を苦しかっただけの出来事として終えられないのだと感じます。
題名の恍惚は、気持ちが満たされることと、自分を見失うことの境目も思わせます。喜びが大きいほど、いつもの自分の判断では扱えなくなる。私は、語り手が経験した恋の強さを、そうした危うさと一緒に読んでいます。
相手へ向かう気持ちには、自分が変わったことへの戸惑いがあります。出会う前には戻れないと感じるほど、相手の存在が心に入り込んでいるのでしょう。私は、その呼びかけを、責める気持ちだけではなく、変化の大きさを相手にも分かってほしい心として受け取っています。
幸福の記憶と悲しみは、互いを打ち消していません。楽しかった時間があるから痛みが軽くなるのではなく、その時間を知っているから離れられない気持ちもあります。私は、この二つを同時に抱えているところに、題名の甘美さが一色には見えない理由を感じます。
青い景色は、言い切れない心の感触を映す
この歌の雨や霧には、青の色が添えられています。私は、実際の天候を知らせる景色というより、語り手の気持ちに触れるための景色として読んでいます。相手との関わりが、周囲の世界の見え方まで変えているように感じられます。
雨や霧があると、景色ははっきりした形を保ちにくくなります。記憶の中の幸福にも、何が起きたかを順序立てて話すのとは違う曖昧さがあります。私は、細部を説明するより、強い感情の後に残った感触を伝える歌だと受け取っています。
青には美しさもありますが、冷たさや寂しさを感じる余地もあります。この歌では、恋を思い出す景色に、その両方が重なります。きれいだったと思うことと、今も苦しいと思うことを、一つの色の中に置けるのだと感じます。
夜に思いが戻ると、語り手は恋を整理して語るより、その感情の中にもう一度入ってしまうように読めます。喜びの記憶だけを残したり、痛みだけを捨てたりするのは難しいのでしょう。私は、二つの感情を分けられない心が、青い景色に表れていると思います。
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『恍惚のブルース/青江三奈ベスト・ヒット』。紹介している20曲入りCDとは別の、配信限定アルバムです。
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デビュー曲から、その後の本人の歌へ
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1966年のデビューと、1968年・1969年の記録
ビクターの公式プロフィールは、本曲での1966年のデビューを掲載しています。その後、1968年に「伊勢佐木町ブルース」、1969年に「池袋の夜」で日本レコード大賞歌唱賞を受賞したことも紹介しています。デビュー曲を入口に、次の作品へたどれる記録です。
紹介する20曲入りベストには、それらの曲に加え、「長崎ブルース」「国際線待合室」「ベイブリッジ・ブルース」なども入っています。気になる題名から、本人のほかの歌へ進めます。本人の公式プロフィール / 20曲入りCDの公式曲目。
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20曲入りCDと、配信限定アルバムでは、曲のまとまりが異なります。
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「眠られぬ夜のブルース」「東京のためいき」「夜の花びら」「人知れぬ愛」などを収録しています。CDでまとめて手元に置くか、配信の別の曲目をたどるか、収録範囲を見ながら選べます。12曲入り配信作品の公式収録内容。
この曲のまとめ
「恍惚のブルース」は、恋の幸福が、その後に残る涙と切り離せなくなる歌だと私は感じます。相手との時間を否定できないからこそ、変わってしまった自分も簡単には片づけられません。青い景色は、その心を、言葉で整理する前の感触として見せています。
曲へ戻るときは、恍惚という題名を、喜びだけの言葉として読まないでみてください。幸せだった記憶は、今の自分を支えることも、苦しめることもあります。その両方を感じると、夜に戻ってくる思いの深さが、違って見えるのではないでしょうか。
「恍惚のブルース」に関するよくあるご質問
- Q.1青江三奈「恍惚のブルース」はいつの作品?
- A.1
1966年のデビュー曲です。ビクターの公式プロフィールに掲載されています。
- Q.2作詞・作曲は誰?
- A.2
作詞は川内康範さん、作曲は浜口庫之助さんです。歌ネットの本人曲ページに掲載されています。
- Q.3題名は、幸福だけを表している?
- A.3
この記事では、強い喜びと、自分を見失う危うさの両方を思わせる題名として読んでいます。歌に残る悲しみも、幸福の記憶と切り離せないものとして考えています。
- Q.4青い雨や霧をどのように読んでいる?
- A.4
語り手の心を映す景色として読んでいます。青の美しさと寂しさ、雨や霧による輪郭の曖昧さが、言い切れない恋の記憶と重なると感じます。
- Q.5相手との関係の経緯まで語られている?
- A.5
歌は、相手との関係の経緯を詳しく説明していません。この記事では、恋によって変わった自分と、その記憶に残る幸福や痛みに注目しています。
- Q.6Amazonで紹介しているCDは?
- A.6
2009年9月16日発売の『ゴールデン☆ベスト 青江三奈』、VICL-63445です。全20曲の本人CDで、本曲は1曲目に入っています。
- Q.7紹介CDにはどんな曲が入っている?
- A.7
「伊勢佐木町ブルース」「長崎ブルース」「池袋の夜」「国際線待合室」「ベイブリッジ・ブルース」などを収録しています。
- Q.812曲入り『恍惚のブルース/青江三奈ベスト・ヒット』とは同じ商品?
- A.8
別作品です。こちらは2023年10月18日付の配信限定アルバムで、紹介している2009年の20曲入りCDとは曲目の範囲が異なります。
- Q.9歌詞はどこで読める?
- A.9
歌ネットの青江三奈「恍惚のブルース」ページで読めます。
この曲が気になった方へ
恋の幸福と、その後に残る痛みを切り離さず読む歌へ。

