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吉川晃司『にくまれそうなNEWフェイス』の歌詞の意味・考察|相手を変えるはずが、心を奪われる恋

リリース日:
1985/4/23
推定売上枚数:
66.4万枚

吉川晃司BEST BEST BEST 1984-1988 CD商品画像

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強い顔の向こうに、ひとり。
近づく僕の心が、ほどける。

こんにちは!かなひなです😊

相手を自分の手で変えられると思っていた人が、いつの間にか相手の魅力に心を動かされている。吉川晃司さんの『にくまれそうなNEWフェイス』で私が惹かれるのは、その立場の逆転です。強気な呼びかけの中から、自分でも思いどおりにならない恋が見えてきます。

語り手が見つめる相手は、周囲の嫉妬を招くほど目立つ人です。でも、目を引くのは華やかな姿だけではありません。うつむく寂しさや、一人でいる様子まで気になってしまう。私は、近づけば強い外面の下にある気持ちを見せてくれるはずだ、という期待も、この恋に混じっていると読みます。

本曲は1985年4月23日発売。安藤秀樹さんが作詞、NOBODYが作曲、後藤次利さんが編曲を担当しています。カネボウの夏のキャンペーンにも使われた一曲を、呼びかける人の自信と、その自信が揺れる場面からたどります。

BEST BEST BEST 1984-1988

心を動かす一曲から、初期の吉川晃司へ

『にくまれそうなNEWフェイス』を第5曲に収録

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吉川晃司BEST BEST BEST 1984-1988 CD商品画像

吉川晃司
2005年2月23日発売
UMCK-4056/CD1枚
全18曲/本曲は第5曲

『モニカ』『サヨナラは八月のララバイ』『LA VIE EN ROSE』など、初期の作品をまとめた本人ベスト。ボーナストラックも含め全18曲です。1985年の原シングル商品や、ライブ版を収めた別のアルバムとは分けて選べます。

「にくまれそうなNEWフェイス」の基本情報

1985年の原曲と、2005年の本人ベストCD
曲名 にくまれそうなNEWフェイス
アーティスト 吉川晃司
発売日 1985年4月23日
作詞 安藤秀樹
作曲 NOBODY
編曲 後藤次利
収録作品 『にくまれそうなNEWフェイス』
シングル順 1985年発売のシングル
発売元・品番 本人公式掲載品番:MD10-5/購入CD:UMCK-4056
タイアップ

カネボウの1985年夏のキャンペーンに使われたイメージソングです。国立歴史民俗博物館の所蔵レコード情報。

本人公式・発売日と作者 / ユニバーサル・本人収録CD / CDJapan・品番とJAN

原曲は1985年4月23日発売。カップリングは『別の夢、別の夏』です。

購入欄は2005年2月23日発売の『BEST BEST BEST 1984-1988』、UMCK-4056。全18曲のCD1枚で、本曲は第5曲です。

購入CDのJANは4988005385758。1985年のシングル商品や、後年のライブ盤とは別です。

「にくまれそうなNEWフェイス」は何の主題歌?
カネボウ、1985年夏のキャンペーンへ

国立歴史民俗博物館の所蔵レコード情報にも、夏のキャンペーンとのつながりが残っています。

誰かの視線を集める顔が、夏の広告にもなる

国立歴史民俗博物館の所蔵資料は、このシングルを、カネボウの1985年夏のキャンペーンに使われたイメージソングとして記録しています。ABCラジオの選曲紹介でも、カネボウ夏のキャンペーンソングとして案内されています。ABCラジオの曲紹介。

私は、周囲から目を向けられる相手を歌う本曲と、同じ題名の夏のキャンペーンのつながりが気になります。ただ、広告のイメージだけで読むと、相手を見つめる人自身が恋に動かされる場面を見落としそうです。目立つ相手を眺めるうちに、見る側の心も変わっていく歌なのです。

歌詞を読む

歌ネットで歌詞を読む ↗

歌詞の意味・解釈
相手を変えたい人の心が、先に動かされる

呼びかける人の自信、相手の孤独、近づきたい願いと、心が動く逆転をつなげて読みます。

新しく現れた相手を、もう分かったように話す

語り手は、相手自身もまだ気づいていないことがある、と話しかけます。私は、その言い方に、自分のほうが相手を理解しているという自信を感じます。相手を危ういほど変えてしまえると思い、近づこうとしているのです。

題名の人物も、この呼びかけの先にいる相手として読むと、関係が見えやすくなります。周りからは反感を買いそうでも、自分は惹かれている。私は、その評価の違いが、ほかの人とは違う見方をしているという語り手の気持ちを強くしていると感じます。

明るく目立つ姿だけが、魅力ではない

語り手は、相手の目線やしぐさに注目します。寂しげにうつむく様子や、一人でいる姿さえ、魅力として受け止めている。私は、ここで歌が、ただ堂々とした人気者を褒めるだけではなくなると読みます。見せている強さの下に、近づいてみたい部分があるのです。

ほかの女性の嫉妬に続いて、夏の時間まで止まるような比喩が現れます。私は、周囲の人だけでなく、季節の流れさえ引き留めるほど相手が目に入る、と語り手が大きく言い表していると読みます。相手の力を語れば語るほど、その人に見入っている自分の姿も浮かぶのです。

ただし、寂しさを見つけたと思うことと、相手の心を本当に知ったことは同じではありません。私には、この曲は、相手の内面を説明する歌というより、その人が気になって仕方がない語り手の視線を映す歌に感じられます。どの姿を見ても惹かれてしまう、それが恋の始まりなのでしょう。

強い外面の下へ、近づきたいという願い

語り手は、腕の中で相手の強がった表情をほどきたいと考えます。私は、華やかな姿を遠くから眺めるだけでなく、自分の前では違う顔を見せてほしいという願いとして読みます。周囲には見せない気持ちを、自分だけが知りたいのでしょう。

でも、その近さが二人の間で実現したとは描かれていません。相手の気持ちが同じかどうかより、語り手の期待が先に進んでいる。私は、そこに自信の大きさと、まだ相手を知りきれていない危うさが、同時にあると感じます。

相手を動かすつもりの人が、動かされていた

後半で、語り手は、相手の存在によって自分が知らないうちに心を動かされていると気づきます。私は、この場面で、二人の関係の見え方が変わると読みます。相手を変えるはずだった人が、自分のほうこそ自由にならないことを認めるのです。

それでも、強気な呼びかけは続きます。自信が全部消えるのではなく、その中に惹かれる心が入り込む。私には、相手を思いどおりにできるから好きなのではなく、思いどおりにならないからますます気になる、その恋の面白さが残る結びに感じられます。

この曲を聴く
本人ベスト、歌詞、公式音源とライブ版へ

2005年ベスト盤の公式音源と、2011年のライブ版を分けて選べます。

BEST / 2005

初期の作品を、本人のCDで

全18曲の1枚。本曲は第5曲で、1984年から1988年の作品へ広げられます。

LYRICS

自信と、惹かれる心を読む

相手への呼びかけから、自分の心が動く場面まで、歌詞全体を読めます。

OFFICIAL AUDIO / BEST 2005

本人のベスト盤の公式音源へ

吉川晃司公式チャンネルの提供音源。2005年の『BEST BEST BEST 1984-1988』に収めた音源で、MVや公演映像ではありません。

LIVE VERSION / 2011

後年のライブ版を選ぶ入口

『KEEP ON SINGIN’!!!!!』の本人公式紹介は、本曲をライブテイクとして掲載しています。

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周年のステージでも歌い継がれる一曲

2010年の武道館公演と、2011年のライブ収録盤にも、本曲の記録があります。

25周年のメドレーから、別のライブテイクへ

ユニバーサルの40周年特集は、2010年2月6日の日本武道館公演を紹介しています。映像作品は『25th ANNIVERSARY LIVE GOLDEN YEARS TOUR FINAL at 日本武道館』です。本曲は、約14分に及ぶ25周年メドレーに含まれる曲として取り上げられています。ユニバーサルの周年公演紹介。

2011年9月21日発売の『KEEP ON SINGIN’!!!!!』では、本曲をライブ版として掲載しています。購入欄の2005年ベストとは別の収録です。一曲を知ってから、後年のステージでどう歌い継がれているかへ進む入口もあります。本人公式のライブ版の記録。

強い顔の下に、近づきたくなる部分がある

自信を見せる人と、孤独まで魅力に見える相手。その距離が、この曲の恋を動かしています。

分かったつもりの人にも、予想外の気持ちが生まれる

私は、相手の強い顔の下を知りたいという願いと、自分が相手に動かされていたという気づきを、一緒に読みたいです。語り手は最初から弱気な人ではありません。それでも、自信があることと、恋を自分で制御できることは、別なのです。

相手の魅力を説明しているうちに、説明する側の心のほうが見えてくる。私には、その変化がこの歌の面白さに感じられます。誰かを変えられるかどうかより、その人と出会って自分の気持ちがどう変わるのかへ、視線が移る歌です。

この曲のまとめ

私には、『にくまれそうなNEWフェイス』は、強気な人が一方的に相手を導く歌ではありません。目立つ姿だけでなく、孤独にも惹かれ、近づこうとするうちに、自分の心のほうが動かされていたと気づく歌です。

見せている強さと、近づきたい気持ち。その間にある恋を、歌詞全体からたどり、本人の収録CDへ。相手を変えるはずだった人自身が、もう変わり始めている。その逆転を思いながら、この一曲に向き合ってみてください。

「にくまれそうなNEWフェイス」に関するよくあるご質問

Q.1
発売日はいつですか?
A.1

本人公式では1985年4月23日発売です。カップリングは『別の夢、別の夏』です。

Q.2
作詞・作曲・編曲は誰ですか?
A.2

作詞は安藤秀樹さん、作曲はNOBODY、編曲は後藤次利さんです。本人公式のシングル紹介に掲載されています。

Q.3
題名の人物は、誰に向けられていますか?
A.3

私は、歌詞で呼びかけられている相手として読みます。周囲の反感を買いそうでも、語り手自身は惹かれている人です。

Q.4
相手のどんな姿を魅力として見ていますか?
A.4

華やかな振る舞いだけでなく、うつむく寂しさや、一人でいる様子にも目を向けています。私は、相手が気になって仕方がない人の視線として読みます。

Q.5
強い外面をほどく場面は、実現していますか?
A.5

私は、近づいて違う顔を見せてほしいという、語り手の願いとして読みます。相手も同じ気持ちで応じた結果までは描かれていません。

Q.6
後半では、語り手の気持ちがどう変わりますか?
A.6

相手を変えようとする自信から、自分の心も相手に動かされているという気づきが現れます。私は、その立場の逆転に注目しています。

Q.7
どんなCMとつながっていますか?
A.7

カネボウの1985年夏のキャンペーンに使われたイメージソングです。国立歴史民俗博物館の所蔵レコード情報に記録されています。

Q.8
購入欄は1985年のシングルですか?
A.8

2005年2月23日発売の『BEST BEST BEST 1984-1988』、UMCK-4056です。原シングルとは別の商品です。

Q.9
CDのどこに収録されていますか?
A.9

CD1枚・全18曲の第5曲です。『モニカ』『LA VIE EN ROSE』なども収めています。

Q.10
歌詞ページの1998年は、原曲の発売日ですか?
A.10

歌ネットは1998年3月25日という発売情報を表示しています。原曲は本人公式の1985年4月23日として、別に紹介しています。

Q.11
後年のライブ収録盤にもありますか?
A.11

2011年9月21日発売の『KEEP ON SINGIN’!!!!!』に、ライブ版として掲載されています。購入欄の2005年ベストとは別です。

Q.12
25周年公演でも取り上げられていますか?
A.12

ユニバーサルの特集は、2010年2月6日の武道館公演の25周年メドレーに、本曲が含まれることを紹介しています。

この曲が気になった方へ

近づく勢いと、互いを知ること。その違いを、出会ったばかりの恋からも。