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サザンオールスターズ「涙のキッス」の歌詞の意味を考察|別れを知る心と、離れられない願い

リリース日:
1992/7/18(初出)
推定売上枚数:
152.2万枚

サザンオールスターズ 涙のキッス 2005年再発売CDの商品画像

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夜風にほどける、ふたりの夏。
終わりのそばに、消せない熱。

こんにちは!かなひなです😊

「涙のキッス」には、恋の終わりを感じているのに、その相手へ近づきたい心があります。私は、別れを知らない人の願いではなく、終わりが見えても気持ちが追いつかない人の歌として読みます。分かっていることと、受け入れられることの違いが、切なく残るのです。

二人には、笑い合った記憶がたくさんある。怒った時の表情さえ、愛しく思っていた。だからこそ、心の距離が変わったことを理解しにくい。私は、この恋の痛みが、好きだった時間の少なさではなく、多さから生まれるところに惹かれます。

1992年7月18日発売、サザンオールスターズの30thシングル。桑田佳祐さんが詞と曲を手がけた、ドラマ『ずっとあなたが好きだった』の主題歌です。思い出の近さと今の距離、別れを受け入れきれない願いから、その意味をたどります。

「涙のキッス」再発売CD

恋の終わりを感じても、相手のそばを離れられない

1992年の30thシングルを、2005年再発売CDから

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サザンオールスターズ 涙のキッス 2005年再発売CDの商品画像

サザンオールスターズ
初出:1992年7月18日
紹介CD:2005年6月25日/VICL-36031
詞・曲:桑田佳祐

別れを感じる心と、相手へ近づきたい願い。笑い合った記憶が多い二人に、なぜ今の距離が生まれるのかを読みます。『ホリディ ~スリラー「魔の休日」より』も収録した再発売CDです。

「涙のキッス」の基本情報

1992年の初出と、購入案内の2005年再発売CDを分けて紹介
曲名 涙のキッス
アーティスト サザンオールスターズ
発売日 1992年7月18日(初出)
作詞 桑田佳祐
作曲 桑田佳祐
編曲 小林武史・サザンオールスターズ
収録作品 『涙のキッス』
シングル順 30thシングル
発売元・品番 紹介商品:VICL-36031(2005年再発売)
タイアップ TBS系ドラマ『ずっとあなたが好きだった』主題歌

初出・収録曲:サザン公式シングル情報。30th表記:公式シングル一覧。詞・曲・編曲:公式SONG DATA。再発売CD:CDJournalの盤情報。

曲の初出は1992年7月18日。購入案内は2005年6月25日発売、VICL-36031の再発売CDです。初出と紹介する盤の発売年を分けています。

シングルには『ホリディ ~スリラー「魔の休日」より』も収録。同じ1992年9月26日発売の『世に万葉の花が咲くなり』にも、本曲が入っています。

「涙のキッス」は何の主題歌?
『ずっとあなたが好きだった』主題歌

ドラマで聴いた記憶から、今もこの曲へ戻る人もいるでしょう。

1992年の恋愛ドラマから出会う一曲

『ずっとあなたが好きだった』は、1992年制作、全13話のTBSドラマです。BS-TBSの作品紹介は「涙のキッス」を主題歌として掲載しています。賀来千香子さんや佐野史郎さんらが出演した作品から、一曲に出会う入口があります。BS-TBSのドラマ紹介

サザンの公式1992年活動記録も、同ドラマのテーマソングとして本曲を案内しています。発売日は『シュラバ★ラ★バンバ』と同じ7月18日。二枚のシングルが、同日に届けられました。公式1992年活動記録

「涙のキッス」の歌詞

歌ネットで歌詞を読む ↗

歌詞の意味・解釈
終わりが見えても、気持ちはすぐに離れない

二人の過去と今の距離、最後を求める願いと別れへのためらいを、一緒に読みます。

分かり合えていたつもりだから、今の距離が痛い

語り手は、相手へ会って視線を向けようとしても、心が離れることに戸惑っています。私は、近くにいることと、気持ちが近いことの違いを感じます。会えるなら元に戻れる、という単純な関係ではない。その距離が、歌の入口にあるのです。

怒った時の表情も愛しかったという記憶には、相手のきれいな面だけを好きだったのではない気持ちがあります。だから、理解できていたと思う心にも、強い手応えがあったのでしょう。私は、その手応えと、今の相手の沈黙との落差に、この恋の痛みを読みます。

二人の理解は確かなものだった、と歌が言い切るわけではありません。振り返った語り手には、理解していたと思っていた自分への気づきがあります。私は、過去をすべて間違いにするのではなく、近かった記憶だけでは今の相手をつかめない心として受け取っています。

最後と感じることと、受け入れることは違う

語り手の願いには、別れの気配が含まれています。もう一度近づきたいと願いながら、それが最後になるかもしれないことも感じている。私は、この二つが同時にあるところに惹かれます。終わりをまったく知らないから求めるのではなく、終わりを感じるから、なお離れがたいのです。

相手のために何かを贈りたい心と、自分が相手を抱きしめたい心も重なります。私は、きれいに別れを見送る歌としてだけは読めません。相手を思う気持ちの中にも、自分が離れたくない願いがある。その混ざり方に、別れ際の人間らしさを感じます。

歌の終わりにも、気持ちを言葉で区切れない心が残ります。私は、最後の接触が実現した場面より、なお相手へ向かう願いとして聴きます。恋の終わりを名づけることができても、自分の思いまで、同じ速さで終えられるとは限らないのです。

笑った過去が多いほど、明日が見えにくくなる

笑い合った記憶がたくさんある二人にも、恋の終わりは訪れます。私は、楽しい過去があることと、これからも二人でいられることを分けて読みます。思い出は確かに残っている。けれど、それが未来を保証するわけではない。その違いが、夜の景色に重なって感じられます。

悲しみの中で時間は過ぎても、その先の明日を思い描けない心があります。私は、時間が進むことと、気持ちが前を向くことのずれを感じます。二人の過去はすぐに思い出せるのに、相手が離れた後の自分は想像しにくい。そこで、恋の喪失がより具体的になります。

夏という季節も、この別れをただの抽象的な悲しみにしません。私は、夜風に終わりを感じる二人の景色と、まだ近くにいたい心の対比に惹かれます。季節の時間は動いているのに、相手への気持ちは残る。そこに、この一曲の切なさを読みます。

この曲を聴く
再発売CD、公式音源、アルバム、公演映像へ

2005年再発売のシングルCDと2024年リマスター音源、1992年のアルバム、当時の舞台を分けてたどれます。

REISSUE CD / 2005

2005年再発売のシングルCD

2005年6月25日発売、VICL-36031。『ホリディ ~スリラー「魔の休日」より』も収録したCDです。

OFFICIAL AUDIO / 2024 REMASTER

公式2024年リマスター音源

TAISHITA Label Music提供のアルバム版公式音源。2024年12月10日公開で、MVやライブ映像ではありません。

ALBUM / 1992

『世に万葉の花が咲くなり』

1992年9月26日発売。本曲を収めた、シングルと同じ年のアルバムからたどれます。

LIVE VIDEO / 1993

『歌う日本シリーズ 1992~1993』

1993年3月27日発売のVHSに、本曲を収録。初出当時のツアーを記録した作品です。

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公式動画で「涙のキッス」に出会う

TAISHITA Label Musicが提供する、『世に万葉の花が咲くなり』2024年リマスターの公式音源です。別れの場面を読んだ後に、本人たちの一曲へ戻れます。

音源動画であり、MVやライブ映像ではありません。公開は2024年12月10日。曲のシングル初出は1992年7月18日です。

ライブでの「涙のキッス」

曲が出た同じ年から翌年にかけてのツアーにも、この一曲の記録があります。

『歌う日本シリーズ 1992~1993』の公演記録

公式のLIVE DATAは、同ツアーを1992年10月14日から1993年2月5日までの開催として掲載し、本曲も演奏曲に挙げています。VHS『歌う日本シリーズ 1992~1993』は1993年3月27日発売。本曲を収録した、当時の舞台への入口です。公式ツアー記録 公式VHS情報

ドラマやCDで出会った歌を、舞台の記録からたどれる作品。歌の中の二人の別れと、バンドが演奏した公演は別の時間です。私は、語り手の迷いを一曲として読んだ後に、本人たちが届けた作品へ戻れるところも、大切な楽しみだと思います。

口コミ・評価では、何が注目されている?

言葉の切なさだけでなく、その言葉をどう歌うかにも、この曲を聴き直す手がかりがあります。

小貫信昭さんが注目した、短く区切る歌い方

音楽評論家の小貫信昭さんは、歌ネットのコラムで、本曲の促音を区切る桑田さんの歌唱に注目しています。小さな詰まる音を強調することで、歌に力が生まれるという評です。言葉の意味に加えて、声が言葉をどう運ぶかへ目を向ける入口になります。小貫信昭「言葉の魔法」

私は、別れの歌の切なさを、ただ柔らかな気持ちとしてだけ聴かない手がかりになると感じます。語り手には、相手へ近づきたい強い願いもある。言葉の区切りに耳を向けながら聴くと、その願いと歌い方の関係を、自分でもたどってみたくなります。

公式クレジットから演奏者へ目を向ける

公式SONG DATAは、小林武史さんのキーボード、小倉博和さんのエレクトリックギター、美久月千晴さんのベースを掲載しています。角谷仁宣さんはComputer Operationを担当。曲に参加した人たちを知ってから、一曲へ戻る入口もあります。公式の演奏クレジット

桑田さんの歌う言葉へ集中する聴き方と、歌を支える演奏へ目を向ける聴き方。私は、どちらもこの一曲の楽しみだと思います。別れの場面を読んだ後に、今度は声と演奏の重なりへ耳を向けてみる。曲の意味から、音楽そのものへ戻れます。

この曲のまとめ

「涙のキッス」には、別れを感じる心と、まだ相手へ近づきたい願いが同時にあります。私は、恋の終わりを理解したらすぐに身を引ける人ではなく、その理解に気持ちが追いつかない人の歌として読んでいます。

分かり合った記憶があることと、今も同じ気持ちでいることは、同じではない。
笑い合った過去が多いから、今の距離が痛い。そう読むと、最後を感じながらも相手へ向かう願いが、ただ美しい別れには収まらない心として近くなります。

次に聴く時は、相手へ近づきたい願いと、恋の終わりを感じる言葉の両方に目を向けてみてください。夜風に時間が動いても、気持ちはすぐには離れない。私は、そのずれに、この曲を聴き直す切なさを感じます🌙

「涙のキッス」に関するよくあるご質問

Q.1
「涙のキッス」はいつ発売された?
A.1

曲のシングル初出は1992年7月18日です。公式のサザン単独名義シングル一覧では30thとして掲載されています。

Q.2
作詞・作曲・編曲は誰?
A.2

詞と曲は桑田佳祐さん、編曲は小林武史さんとサザンオールスターズです。

Q.3
歌詞の意味を短くいうと?
A.3

恋の終わりを感じながら、相手へ近づきたい願いが消えない心として読みました。理解と受け入れる気持ちのずれに注目しています。

Q.4
二人は分かり合えていたの?
A.4

語り手には、理解できていたと思う過去の感覚があります。この記事では、その感覚と今の心の距離を分けて読みました。

Q.5
最後のキスを求める心はどう読んだ?
A.5

別れを感じても、気持ちをすぐに終えられない願いとして受け取りました。実際に接触が実現した場面としては読んでいません。

Q.6
笑った思い出が大切なのはなぜ?
A.6

楽しい過去が多くても、二人の未来が保証されるわけではないからです。過去の近さと今の距離の対比として読みました。

Q.7
何の主題歌?
A.7

1992年制作のTBS系ドラマ『ずっとあなたが好きだった』の主題歌です。

Q.8
同じ日に発売された別のシングルは?
A.8

『シュラバ★ラ★バンバ SHULABA-LA-BAMBA』です。公式1992年活動記録は二枚同時発売と案内しています。

Q.9
紹介CDは1992年の初出盤?
A.9

2005年6月25日発売の再発売CD、VICL-36031を紹介しています。曲の初出年とは分けています。

Q.10
CDには他の曲も入っている?
A.10

『ホリディ ~スリラー「魔の休日」より』も収録されています。

Q.11
同じ年のアルバムにも入っている?
A.11

1992年9月26日発売の『世に万葉の花が咲くなり』に収録されています。

Q.12
埋め込みは公式MV?
A.12

TAISHITA Label Music提供の2024年リマスター音源です。MVやライブ映像ではなく、YouTube公開は2024年12月10日です。

Q.13
当時の公演を記録した作品はある?
A.13

1993年3月27日発売のVHS『歌う日本シリーズ 1992~1993』に本曲が収録されています。

この曲が気になった方へ

別れを感じても、離れられない心を読む歌へ。