Find Music

鶴田浩二「傷だらけの人生」歌詞の意味・考察|世間への反発と、自分にも向く厳しい目

リリース日:
1970年
推定売上枚数:
77.8万枚

COLEZO TWIN鶴田浩二VICL41274から5本人2枚組CD商品画像

30日間無料でAmazon Music Unlimitedを試す

Amazonで本曲収録の2枚組CDを見る

言い切った胸に、痛みが残る。
自分だけは、かばえない。

こんにちは!かなひなです😊

世の中への不満を口にしたあと、自分はどうなのかと考えてしまうことがあります。鶴田浩二の「傷だらけの人生」で私が気になるのは、語り手が、他人を責めるだけの場所にとどまれないことです。世間への反発は強い。けれど、その言葉を語る自分にも、厳しい目を向けている。その揺れが、題名の痛みにつながって感じられます。

この人の言葉には、譲れない思いと、世間になじめない寂しさが一緒にあります。立派な生き方を説く人として受け取るだけでは、見えなくなる弱さもあるのでしょう。私は、正しさを言い切ろうとする人が、自分の難しさも隠せない歌として読みたいと思います。強気な言葉と傷つきやすさが、同じ一人の中にあるのです。

「傷だらけの人生」は1970年の作品。作詞は藤田まさと、作曲・編曲は吉田正です。翌1971年には、第13回日本レコード大賞の大衆賞を受賞しました。ここでは世間への目線と自分への目線を考えます。紹介するのは、2005年発売の本人2枚組CD『<COLEZO! TWIN>鶴田浩二』です。

『<COLEZO! TWIN>鶴田浩二』

鶴田浩二の作品をたどる2枚組

「傷だらけの人生」を含む全40曲

Amazonで本人2枚組CDを見る ↗
COLEZO TWIN鶴田浩二VICL41274から5本人2枚組CD商品画像

鶴田浩二
2005年12月16日発売/CD2枚組
VICL-41274~5/全40曲

「赤と黒のブルース」「好きだった」「男」などを収録。吉田メロディーから軍歌まで、歌手・鶴田浩二の作品に親しめる曲集です。

「傷だらけの人生」の基本情報

1970年の作品と、2005年の本人2枚組CD
曲名 傷だらけの人生
アーティスト 鶴田浩二
発売日 1970年
作詞 藤田まさと
作曲 吉田正
編曲 吉田正
収録作品 『傷だらけの人生(シングル)』
シングル順 —
発売元・品番 紹介CD:VICL-41274~5

静岡放送の2025年6月の曲紹介 / 第13回日本レコード大賞の記録 / 紹介2枚組CDの公式ページ

静岡放送「昭和音楽堂」の楽曲紹介では、本曲を1970年12月のビクター作品として案内しています。1971年の第13回日本レコード大賞では、鶴田浩二の本曲が大衆賞を受賞しています。

紹介CDは2005年12月16日発売の『<COLEZO! TWIN>鶴田浩二』、VICL-41274~5。CD2枚組・全40曲で、本曲は2枚目の最初に収録されています。

「傷だらけの人生」の歌詞

歌ネットで歌詞を読む ↗

歌詞の意味・解釈
世間を語る人が、自分の弱さも語る

譲れない考えを持つことと、その通りに生きられることの間に、どんな痛みがあるのでしょうか。

世間への厳しい目が、自分にも返ってくる

この歌の語り手は、世間に対して遠慮なく意見を述べます。けれど、自分だけを正しい側に置いているわけではありません。語る言葉の中に、自分を省みる目線も入ってくる。私は、この二つが同居するところに引かれます。社会への不満だけなら、題名の傷は、他人から受けたものだけに見えてしまうからです。

語り手には、人の心を大事にしたいという考えがあります。同時に、意地を張る気持ちが人との関係を難しくすることも、歌の中には含まれています。大切にしたいものがあるからこそ、簡単には折り合えない。その面倒さも、自分の側に引き受けているように、私には感じられます。

自分の考えを語る人が、自分の生き方を誇るだけでは終わらない。その違いは大きいのでしょう。世間のあり方を責める言葉のそばに、自分もまた扱いにくい人間だという感覚がある。だから私は、この歌を、教えを授ける人の言葉より、自分の矛盾を抱えた人の言葉として受け取ります。

この目線で読むと、語り手の強気さにも別の手触りが生まれます。自信に満ちているから言い切れるのではなく、譲れない気持ちを何とか保とうとしているのかもしれません。自分を省みるところがあるから、世間への反発も、ただ相手を打ち負かすための言葉には聞こえないのです。

強がりの奥に、居場所を持ちにくい寂しさがある

題名の傷を、私は苦労の大きさを誇るためのものとは感じません。語り手は、世間と自分の間にある隔たりを、容易には埋められないでいます。自分の思うように振る舞いたい気持ちと、そうはできない感覚がある。その不自由さに、強い言葉だけでは隠せない痛みが見えるのでしょう。

世間を嫌うことと、世間から離れて平気でいることは、同じではありません。この歌の語り手は、反発すればそれで満ち足りる人には見えない。私には、自分を受け入れにくい場所に対して、なお心を揺らしてしまう人に感じられます。関わりを捨て切った冷たさではなく、関われなさの寂しさが残るのです。

また、語りの中にある新しいものへの関心を読むと、この人を過去だけに閉じ込めることもできないように思えます。変化そのものが嫌なのではなく、人の心が置き去りになることに納得できないのでしょう。私はそこに、昔に戻りたいという願いだけでは収まらない、今の世間と折り合いたい人の難しさを感じます。

強がる言葉があるから、その奥の頼りなさも際立ちます。語り手を立派な人として持ち上げるより、かといって不満ばかりの人として遠ざけるより、両方を抱えたまま見つめたくなる。私には、その割り切れない近さが、「傷だらけの人生」という題名に、人の温度を残しているように感じられます。

この曲を聴く
本人2枚組CD、歌詞、受賞記録へ

歌の言葉と、作品の広がりを、それぞれの入口からたどれます。

2CD / COLLECTION

本曲を収めた本人2枚組CD

2005年12月発売のCOLEZO! TWIN。全40曲で、本曲は2枚目の最初です。

OFFICIAL / TRACKS

2枚組の全40曲を知る

「好きだった」「街のサンドイッチマン」などを含む、ビクターの本人作品集です。

LYRICS / WORDS

「傷だらけの人生」の歌詞を読む

語りの部分も含めて、藤田まさとの詞を鶴田浩二の曲ページで読めます。

AWARD / 1971

1971年の大衆賞を知る

第13回日本レコード大賞の、本曲と鶴田浩二の受賞記録へ進めます。

Amazon Music Unlimitedを
無料体験する前に

初回利用など対象条件を満たす方は、最初の30日間無料です。対象かどうかは、Amazonの登録画面に「30日間無料」と表示されているか確認してください。

登録前に知っておきたいこと

  • 30日間無料になるのは、Amazonの無料体験対象者です。
  • 無料体験中でもキャンセル・プラン変更ができます。
  • 無料体験終了後は自動的に有料期間へ移ります。
  • 個人プランは月額1,180円、Amazonプライム会員は月額1,080円です。
  • 継続しない場合は、Amazon Musicの設定から更新をキャンセルできます。
  • 料金やキャンペーンは変わる場合があるため、登録画面の条件が優先されます。

2026年9月21日確認。無料期間・料金・キャンセル:Amazon Music Unlimited公式案内、プランの確認方法:Amazon Music よくある質問。

YouTubeで「傷だらけの人生」を探す

曲名とアーティスト名で、聴きたい映像や音源を探してみませんか。

「傷だらけの人生」から、歌手・鶴田浩二の40曲へ

紹介するのは、2005年12月発売の本人2枚組CDです。

吉田メロディーから軍歌までを収めた曲集

『<COLEZO! TWIN>鶴田浩二』は、2005年12月16日発売のCD2枚組です。全40曲を収め、「傷だらけの人生」は2枚目の最初に登場します。「赤と黒のブルース」「好きだった」「街のサンドイッチマン」などにも、一つの作品から出会えます。

ビクターの公式紹介は、吉田メロディーから軍歌までを収めた曲集として案内しています。歌手・鶴田浩二の作品の幅に親しみたい方へ向けた2枚組です。購入先で紹介しているのは、VICL-41274~5のこの作品です。

1971年の大衆賞と、藤田まさと・吉田正の作品

本曲の受賞記録から、作者と本人のほかの歌へ目を向けられます。

大衆賞に記された、本曲と作者の名前

「傷だらけの人生」は、1971年12月31日の第13回日本レコード大賞で大衆賞を受賞しています。日本作曲家協会の記録には、歌唱・鶴田浩二、作詩・藤田まさと、作曲・編曲・吉田正と掲載されています。1970年の作品が、翌年の受賞記録にもその名を残しました。

紹介する本人2枚組には、本曲のほかに「男」「名もない男のブルース」「忘れじのブルース」なども収録されています。題名に引かれた一曲から、別の歌へ進んでみる。本曲の語りに心が止まったあと、鶴田浩二の作品への入口を広げられる曲集です。

この曲のまとめ

「傷だらけの人生」の語り手は、世間を厳しく語りながら、自分を無傷の場所には置けません。譲れない考えと、その通りには生きにくい自分。その両方を抱えているからこそ、言葉の強さだけでは片付かないのでしょう。私はそこに、他人への批判より近い、自分にも向けられた痛みを感じます。

曲へ戻るときは、世間に何を言っているかだけでなく、その言葉を口にする人が、自分をどう見ているかにも目を向けてみてください。強がりと寂しさを切り離さずに読むと、題名は苦労自慢とは違う表情を見せます。私は、その人間らしい割り切れなさが、この歌に残る余韻だと感じます。

「傷だらけの人生」に関するよくあるご質問

Q.1
「傷だらけの人生」はいつの作品?
A.1

1970年の作品です。静岡放送「昭和音楽堂」の楽曲紹介では、1970年12月のビクター作品として掲載されています。

Q.2
作詞・作曲・編曲は誰?
A.2

作詞は藤田まさとさん、作曲・編曲は吉田正さんです。第13回日本レコード大賞の本曲の受賞記録にも、この組み合わせが掲載されています。

Q.3
どんな賞を受賞した?
A.3

1971年の第13回日本レコード大賞で、大衆賞を受賞しました。歌唱は鶴田浩二さんです。

Q.4
世間への反発だけを描く歌?
A.4

私は、自分にも厳しい目を向ける語りとして読みます。世間への不満と自分の矛盾が同居しているところに、言葉の強さだけでは片付かない痛みを感じます。

Q.5
題名の傷を、どう読んでいる?
A.5

私は、世間と折り合えない感覚や、強がりの奥にある傷つきやすさとして受け取ります。苦労の大きさを誇るだけではない、語り手の生きにくさが残る題名に感じられます。

Q.6
Amazonで紹介しているCDはどれ?
A.6

2005年12月16日発売の『<COLEZO! TWIN>鶴田浩二』、VICL-41274~5です。本人のCD2枚組・全40曲で、本曲は2枚目の最初に収録されています。

Q.7
2枚組CDはどんな曲集?
A.7

ビクターは、吉田メロディーから軍歌までを収めた作品として紹介しています。「赤と黒のブルース」「好きだった」「男」などを含む全40曲です。

Q.8
「同期の桜」も収録されている?
A.8

はい。紹介2枚組では「同期の桜(台詞のみ)/使用曲:同期の桜」という曲目で掲載されています。

Q.9
「傷だらけの人生」の歌詞はどこで読める?

この曲が気になった方へ

譲れない思いと、生きにくさを描く歌へ。