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岩崎宏美『聖母たちのララバイ』歌詞の意味・考察|弱さを預けられる愛と、見守る距離

リリース日:
1982/5/21
推定売上枚数:
80.4万枚

岩崎宏美 GOLDENBEST 2007年本人CD商品画像

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強がりをほどいたら、夜が少しやわらぐ。
眠れる場所を、あなたのために残しておく。

こんにちは!かなひなです😊

岩崎宏美さんの「聖母たちのララバイ」は、愛する人に強さを求めるのでなく、弱さを預けられる場所になろうとする歌に感じられます。相手が立派であることや、自分を安心させてくれることだけを望む愛ではない。今は何も証明しなくていい、という受け止め方があるように読めます。

けれど、その温かさは、相手をずっと自分のそばに置くこととは少し違います。私は、この歌の見守りに、近くで支えることと、離れた相手の自由を残すことの両方を感じます。愛しているから休んでほしい。愛しているから引き留めない。その間にある距離を考えてみたいと思います。

初発売は1982年5月21日。日本テレビ系『火曜サスペンス劇場』の主題歌です。作詞は山川啓介さん、作曲は木森敏之さんとJohn Scottさん、編曲は木森敏之さん。題名の「聖母」はマドンナと読みます。

岩崎宏美『GOLDEN☆BEST』

休める一曲から、本人の歌へ

「聖母たちのララバイ」を収録

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岩崎宏美 GOLDENBEST 2007年本人CD商品画像

岩崎宏美
2007年3月21日発売
VICL-62342/1枚組・全21曲
「聖母たちのララバイ」は2曲目

「聖母たちのララバイ」「思秋期」「家路」などを収録する本人ベストです。案内するのは2007年発売のCD。1986年のライブ記録や、ニュー・バージョンを収録する『GOLDEN☆BEST II』とは別の商品です。

「聖母たちのララバイ」の基本情報

1982年の初発売、1986年の公演、2007年の購入CDを分けています。
曲名 聖母たちのララバイ
アーティスト 岩崎宏美
発売日 1982年5月21日
作詞 山川啓介
作曲 木森敏之・John Scott
編曲 木森敏之
収録作品 『聖母たちのララバイ』
シングル順 シングル
発売元・品番 紹介CD:VICL-62342
タイアップ

日本テレビ系『火曜サスペンス劇場』の主題歌として発表された一曲です。

初発売・クレジット・主題歌:岩崎宏美公式ディスコグラフィー。購入CD:ビクター公式ベスト盤紹介。

1982年5月21日発売のシングル。カップリングは「赤い糸」です。

日本テレビ系『火曜サスペンス劇場』主題歌。作詞は山川啓介さん、作曲は木森敏之さん・John Scottさん、編曲は木森敏之さんです。

購入案内は2007年3月21日発売の本人ベスト『GOLDEN☆BEST』。1枚組・全21曲で、本曲は2曲目です。

「聖母たちのララバイ」は何の主題歌?
日本テレビ系『火曜サスペンス劇場』主題歌

緊張を伴う番組の記憶から、歌が差し出す休息へ。

サスペンスの主題歌から、休める場所の歌へ

本人の公式ディスコグラフィーは、本曲を日本テレビ系『火曜サスペンス劇場』の主題歌と紹介しています。番組を思い出す入口でありながら、歌詞の中心には、一人の相手を受け止めようとする愛があります。本人公式のシングル紹介。

私は、サスペンスという緊張を伴う番組名と、この歌が差し出す休息との違いに惹かれます。事件の筋を説明するのでなく、傷ついた人が力を抜ける関係を考えられる。番組から離れて読んでも、その関係の温かさは残るように感じます。

「聖母たちのララバイ」の歌詞

歌ネットで歌詞を読む ↗

歌詞の意味・解釈
強さを求めない愛は、どんな距離にあるのか

母の比喩と二人の信頼から、支えることの意味を考えます。

母の比喩に、評価されない安心を読む

この歌では、母という存在に相手を守る願いが託されています。恋人を求める気持ちが、疲れた相手を幼い頃の安心へ戻したい願いにまで広がっている。私は、その比喩に、普段は大人として耐えている人にも、力を抜ける場所を差し出したい気持ちを感じます。

恋では、愛されているかを確かめたくなることがあります。けれどこの歌の語り手は、自分への返事を求めるより、相手が休めることに心を向けているように読めます。私には、その向きの違いが、題名の子守歌というイメージにつながって感じられるのです。

涙を見せたことが、二人の間を変える

相手が見せた涙は、この歌の大切な手がかりです。私は、その涙を、相手が弱い人だと判断する材料とは受け取りません。普段は外へ出していない感情を、この人の前なら見せられた。そのこと自体が、二人の間にある信頼を表しているように読めます。

語り手は、涙を見た記憶と、相手の夢を支えていこうと決めたことを結びつけています。私には、涙が二人の親しさの証しになるだけでなく、これからどう関わるかを変えるきっかけにも感じられます。一度弱さを預かった人が、その先の願いまで引き受けようとする。その決意に、愛の深まりを読みます。

そばに置くことだけが、愛ではない

私は、相手が離れていく場合も含めた見守りに、この歌の愛の距離を読みます。支えることが、相手を自分のもとへ留める理由になっていない。自分が大切にした人だからといって、その人のこれからを所有できるわけではない。そんな読み方ができると感じます。

離れても愛が続くという姿勢には、温かさだけでなく、寂しさもあるはずです。私は、それを平気で手放せるという強さとは考えません。一緒にいたい願いを持ちながら、相手の行く先を狭めない。その難しさまで含めて、見守るという言葉を受け取りたいと思います。

今は休んで、その先の夢へ

私は、相手を休ませたい願いと、その人の夢を支えたい決意をあわせて読みたくなります。語り手は、二人だけの安心の中で時間を止めようとしているのではない。今は力を抜けるようにし、その先では相手が自分の願いへ向かえるようにする。休息と未来が、同じ愛の中にあるように感じます。

そのため、私には題名の子守歌が、ただ眠らせて終わる歌には思えません。守られて休む時間は、相手がまた自分の人生を歩くための場所にもなる。離れた先まで見守る願いと重ねると、愛の深さは二人が一緒にいる長さだけでは測れないのだと感じられます。

この曲を聴く
本人ベスト、歌詞、原曲とテレビ歌唱記録へ

1982年の歌と、後年にまとめられたCD・映像資料を分けてたどれます。

2007 BEST / CD

本人の代表曲を集めた一枚

『GOLDEN☆BEST』は1枚組・全21曲。本曲は2曲目に収録しています。

LYRICS

受け止める愛と距離を読む

歌詞全体は正規の曲別ページへ。母の比喩、涙、見守りの距離をあわせて読めます。

1982 SINGLE

初発売と原曲の作家陣へ

本人公式で、1982年5月21日のシングルと、『火曜サスペンス劇場』主題歌としての紹介を確認できます。

TBS TV RECORDS

1982年のテレビ歌唱記録へ

ビクターの映像集紹介で、『ザ・ベストテン』など当時の番組で歌われた記録をたどれます。

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1986年、ピラミッド前で歌われた一曲

初発売のシングルとは別に、海外公演の記録にも本曲が残っています。

日本文化交流の舞台へ

本人の公式プロフィールには、1986年、ピラミッドとスフィンクスの前でコンサートを行ったことが記されています。日本文化交流の一環で開催された、エジプトの「ジャパン・ウイーク」のメインイベントでした。本人公式の活動年表。

ビクターの『ROYAL BOX ~スーパー・ライブ・コレクション~』は、1986年の『ピラミッド』の音声をCD化しており、本曲も収録しています。公演日は本人の活動年表にある1986年10月21日。テレビの主題歌として知られる一曲が、海外公演でも歌われた歩みをたどれます。ビクター公式ライブ集の紹介。

口コミ・評価では、何が注目されている?

受賞歴と、当時のテレビ歌唱記録を公式資料からたどります。

主題歌としてだけでなく、歌の記録にも

本人の公式紹介によると、本曲は第13回日本歌謡大賞のグランプリを受賞しています。また、第15回日本有線大賞では有線音楽賞を受賞。主題歌としての記憶だけでなく、1982年の歌として評価された記録も残っています。本人公式の受賞歴。

2025年発売の『HIROMI IWASAKI 50th TBS Special Collection』には、本曲の1982年のテレビ歌唱が収録されています。『ザ・ベストテン』や『8時だョ!全員集合』など、異なる番組で歌われた記録です。ビクター公式TBS映像集。

テレビ番組の記憶からこの歌へ戻る人も、歌詞から初めて出会う人もいると思います。私は、その入口の違いを持ったまま、相手を受け止める愛を読めるところに惹かれます。思い出の一曲としてだけでなく、今の自分が休める関係を考える一曲にもなり得るのです。

この曲のまとめ

私には、「聖母たちのララバイ」は、相手に何かを達成させる前に、休める場所を差し出そうとする歌に感じられます。母の比喩、相手が見せた涙、離れても続く見守り。その温かさは、相手を自分のものにすることとは違う方向を向いているように読めます。

弱さを見せた記憶から、相手の夢を支えようとする決意へ。そのつながりを読むと、子守歌の休息も、未来へ向かう時間の一部に感じられます。歌詞をたどったら、本人のベスト盤へ。今は休める場所と、その先を見守る人の姿を、もう一度この一曲に探してみたくなります。

「聖母たちのララバイ」に関するよくあるご質問

Q.1
『聖母たちのララバイ』の初発売日は?
A.1

1982年5月21日です。カップリングは「赤い糸」です。

Q.2
題名の『聖母』は何と読む?
A.2

「マドンナ」と読みます。本人ベスト盤のビクター公式曲目でも、この読みが示されています。

Q.3
作詞・作曲・編曲は誰?
A.3

作詞は山川啓介さん、作曲は木森敏之さん・John Scottさん、編曲は木森敏之さんです。

Q.4
何の番組の主題歌?
A.4

日本テレビ系『火曜サスペンス劇場』の主題歌です。本人の公式シングル紹介に記載されています。

Q.5
母の比喩を、どう読める?
A.5

私は、相手の強さや格好よさを評価する前に、その人を受け止めたいという願いとして読みます。実際の親子関係の説明ではなく、休める安心の比喩に感じます。

Q.6
相手を見守る距離とは?
A.6

私は、支えることを相手を引き留める理由にせず、離れた先の自由も残す距離として読みます。寂しさがなくなるのでなく、それでも相手の行く先を狭めない姿勢に感じます。

Q.7
紹介する本人ベストCDはいつの版?
A.7

2007年3月21日発売の『GOLDEN☆BEST』です。品番はVICL-62342で、1枚組・全21曲。本曲は2曲目です。

Q.8
1986年のピラミッド公演は原曲の発売時の記録?
A.8

初発売から後の公演記録です。1986年10月21日に行われた公演で、1982年のシングルとは別の日付・別の演奏です。

Q.9
歌詞全体はどこで読める?
A.9

歌ネットの岩崎宏美『聖母たちのララバイ』の正規曲別ページで読めます。

この曲が気になった方へ

弱さを受け止める関係を、別の愛の歌からも読みます。