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藤圭子「女のブルース」歌詞の意味・考察|一人で生きる自分と、誰かを求める願い

リリース日:
1970/2/5
推定売上枚数:
74.8万枚

藤圭子ゴールデンベスト艶歌と縁歌MHCL1825から1826本人2枚組CD商品画像

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一人で立っても、寂しさはある。
誰かを求める、自分もいる。

こんにちは!かなひなです😊

一人でやっていけると思うことと、誰にも頼りたくないと思うことは、同じではないのでしょう。藤圭子の「女のブルース」で私が気になるのは、自分の力で生きようとする人の中にも、特定の相手を求める願いがあることです。その願いは、これまでの自分をすべて否定するものには見えません。一人で立つ人にも、人に受け止めてほしい気持ちは残ります。

もう一つ気になるのは、東京という場所への目線です。語り手は、街に安心して身を預けているわけではありません。けれど、場所を離れることだけで、人を求める気持ちまでなくなるとは思えない。その重なりから読むと、この歌の寂しさは、都会で暮らす大変さという説明だけには収まらないように感じます。

「女のブルース」は1970年2月5日発売の、藤圭子の2枚目のシングルです。作詞は石坂まさを、作曲は猪俣公章。紹介する本人CDは、2010年発売の『ゴールデン☆ベスト 藤圭子ヒット&カバーコレクション 艶歌と縁歌』です。全42曲の2枚組で、本曲はDisc1の3曲目に収録されています。

『艶歌と縁歌』ゴールデン☆ベスト

ヒット曲と、本人が歌うカバーへ

「女のブルース」を含む全42曲

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藤圭子ゴールデンベスト艶歌と縁歌MHCL1825から1826本人2枚組CD商品画像

藤圭子
2010年12月8日発売/CD2枚
MHCL-1825~1826/全42曲

ヒット曲を中心とするDisc1と、本人のカバー曲を収めたDisc2。本曲はDisc1の3曲目に収録されています。

「女のブルース」の基本情報

1970年のシングルと、2010年の本人2枚組CD
曲名 女のブルース
アーティスト 藤圭子
発売日 1970年2月5日
作詞 石坂まさを
作曲 猪俣公章
編曲 —
収録作品 『女のブルース(シングル)』
シングル順 2枚目
発売元・品番 紹介CD:MHCL-1825~1826

ソニーの藤圭子特設インタビュー / 歌ネットの作者情報 / 紹介CDのソニー公式ページ

ソニーの藤圭子特設ページに掲載された元RCA担当者のインタビューでは、本曲を1970年2月5日発売の2枚目のシングルとして紹介しています。作詞・作曲は歌ネットの本曲ページにも掲載されています。

紹介CDは2010年12月8日発売、MHCL-1825~1826です。Disc1・Disc2が各21曲の全42曲で、「女のブルース」はDisc1の3曲目に収録されています。

「女のブルース」の歌詞

歌ネットで歌詞を読む ↗

歌詞の意味・解釈
一人で生きる自己像にも、人を求める余地がある

自立と寂しさを、どちらか一方に決めないところから、この語り手を見てみたいと思います。

一人で立つことと、誰かに受け止めてほしいこと

語り手は、自分を一人で生きる人として見つめています。私は、そこにあるのは、寂しさを知らない人の自信ではないと感じます。誰かがいなければ何もできないわけではない。それでも、人とのつながりを必要としなくなったわけではない。その二つが同居することが、この人を、強い人か弱い人かの一言では説明できなくしています。

相手を求める願いも、誰でもそばにいればよいというものには見えません。語り手の思いは、特定の相手へ向いています。一人で生きていくという自己像のそばに、この人には受け止めてほしいという気持ちがある。私には、その相手の存在が、自立とは別のところで心を占めているように読めます。

人に頼りたい気持ちを持つことは、それまで自分で生きてきた時間を取り消すことではありません。この歌を読むと、その当たり前のことが、改めて気になります。一人で立てる自分と、人を求める自分のどちらも本当なのだとしたら、願いを捨てることだけが強さにはならないのでしょう。私は、その両方を抱えている語り手に近さを感じます。

題名には女性を示す言葉がありますが、私は、この人の気持ちをすべての女性に当てはまる性質としては読みません。自分をどう捉えるかと、誰かをどう求めるかが、この語り手の中で重なっている。その個人的な揺れに目を向けると、人を必要とする自分を簡単には割り切れない歌として、言葉が近づいてくるように感じます。

街への不信だけでは、寂しさを説明し切れない

東京への目線には、街をそのまま信じてはいられない感覚があります。けれど、私は、それを東京という場所の客観的な評価としては受け取りません。人とのつながりを求める語り手には、街の中にいても安心できないところがある。その心の状態が、場所の見え方にも重なっているように感じられます。

大勢の人がいることと、自分が受け止められることは違います。この歌で気になるのも、その違いです。周囲に人がいるだけでは、語り手が求める相手との距離は埋まらない。私には、都会の孤独とは、人が少ないという意味ではなく、必要としているつながりが満たされない感覚として見えてきます。

だから、街への不信を読むときも、場所さえ変わればすべて解決するとは感じられません。語り手が人を求めている以上、街との関係と相手への願いは、同じ問題ではないのでしょう。東京への思いを手掛かりにしながら、人とのつながりにも目を向けると、寂しさには、単に都会を離れたいという説明では尽くせない重さが残ります。

私は、この歌の中に、願いが届いて安心できる結末を見つけるより、願いを持つ自分の切実さを感じます。一人で生きようとする姿勢があっても、人を求める気持ちはなくならない。街を信じ切れなくても、その気持ちまで手放せるわけではない。二つの思いが重なるところに、この語り手の孤独があるように読めるのです。

この曲を聴く
本人2枚組CDと、言葉・原曲の発売記録へ

本曲の歌詞を読み、ヒット曲とカバーを収めた本人CDをたどれます。

CD / BEST

本曲収録の『艶歌と縁歌』

2010年発売の本人2枚組・全42曲。本曲はDisc1の3曲目です。

OFFICIAL / TRACKS

ヒット曲とカバー、全42曲へ

2枚それぞれの曲目を、ソニー公式ページで確認できます。

LYRICS / WORDS

藤圭子の本曲の歌詞を読む

石坂まさをの詞を、藤圭子「女のブルース」の曲ページで読めます。

HISTORY / 1970

2枚目のシングルの発売記録へ

ソニー特設ページの元RCA担当者へのインタビューで、本曲をたどれます。

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YouTubeで「女のブルース」を探す

曲名とアーティスト名で、聴きたい映像や音源を探してみませんか。

「女のブルース」を収めた、本人のヒット&カバー集へ

紹介するのは、2010年発売の2枚組『艶歌と縁歌』です。

ヒット曲とカバー曲、二つの入口がある42曲

『ゴールデン☆ベスト 藤圭子ヒット&カバーコレクション 艶歌と縁歌』は、2010年12月8日発売のMHCL-1825~1826です。CD2枚が各21曲の全42曲で、「女のブルース」はDisc1の3曲目に収められています。本曲と一緒に、ほかの代表曲にも親しみたい方へ向いた作品です。

ソニー公式の曲目では、Disc1に「新宿の女」「圭子の夢は夜ひらく」「命預けます」などが並びます。Disc2は、藤圭子が歌う「アカシアの雨がやむ時」「別れの朝」などのカバー曲です。本曲を入口に、ヒット曲とカバーの両方へ進める2枚組です。

2枚目のシングルから、藤圭子の代表作へ

原曲の発売記録と、レーベルによる作品紹介が、次の一曲への入口になります。

1970年の一曲を、ほかの作品と並べて知る

ソニー特設ページの元RCA担当者へのインタビューには、「女のブルース」が1970年2月5日発売の2枚目のシングルだったことが記されています。紹介CDの2010年とは別に、1970年の藤圭子の作品としてたどれる記録です。本曲を知ったあと、同時期の曲へ関心を広げる入口にもなります。

ソニーのデビュー55周年の案内でも、「圭子の夢は夜ひらく」「命預けます」などとともに、本曲の名が挙げられています。一曲の語り手に向き合ってから、別の題名へ進んでみる。同じ歌手の作品にも、それぞれ違う人の思いや願いがあると考えると、次の一曲への興味が広がります。

この曲のまとめ

「女のブルース」の語り手は、一人で生きる自分を見つめながら、誰かを必要とする自分も抱えています。街への不信があっても、人とのつながりを求める気持ちまで消えるわけではない。私には、その二つを簡単には整理できないところが、この歌の寂しさであり、身近さでもあるように感じられます。

曲へ戻るときは、一人で生きる姿勢と、相手を求める願いを、強さと弱さに分けずに見てみてください。自分で立てることと、人を必要とすることは矛盾しない。その両方があるからこそ、語り手の孤独は、ただ独りでいるという説明よりも深く感じられるのでしょう。私は、そこに残る願いの切実さに引かれます。

「女のブルース」に関するよくあるご質問

Q.1
「女のブルース」はいつ発売された?
A.1

1970年2月5日発売です。ソニーの藤圭子特設ページに掲載された元RCA担当者へのインタビューでは、2枚目のシングルとして紹介されています。

Q.2
作詞・作曲は誰?
A.2

作詞は石坂まさをさん、作曲は猪俣公章さんです。歌ネットの藤圭子「女のブルース」の曲ページにも、この作者情報が掲載されています。

Q.3
一人で生きる人が、相手を求めるのは矛盾している?
A.3

私は、矛盾とは読みません。自分の力で生きることと、人に受け止めてほしいことは別だからです。語り手には、その両方があるように感じます。

Q.4
題名を、女性全体の性質を歌うものとして読んでいる?
A.4

私は、この語り手の自己認識と個人的な願いに目を向けています。すべての女性に同じ気持ちを当てはめるのではなく、一人の人の揺れとして読むと近さを感じます。

Q.5
東京への思いが気になるのはなぜ?
A.5

街への不信だけでは、人とのつながりを求める寂しさを説明し切れないと感じるからです。私は、場所との関係と、特定の相手への願いを重ねて読んでいます。

Q.6
紹介している本人CDはどれ?
A.6

2010年12月8日発売の『ゴールデン☆ベスト 藤圭子ヒット&カバーコレクション 艶歌と縁歌』、MHCL-1825~1826です。CD2枚・全42曲を収録しています。

Q.7
紹介CDの「女のブルース」は何曲目?
A.7

Disc1の3曲目です。Disc1とDisc2は各21曲で、ソニー公式ページには2枚それぞれの全曲目が掲載されています。

Q.8
紹介CDにはカバー曲も入っている?
A.8

はい。Disc2には、藤圭子が歌う「アカシアの雨がやむ時」「別れの朝」などのカバー曲が収められています。他歌手の歌唱を集めたオムニバスではありません。

Q.9
藤圭子の本曲の歌詞はどこで読める?

この曲が気になった方へ

一人で生きる姿勢と、人を求める願いのある歌へ。