坂本九「涙くんさよなら」歌詞の意味・考察|涙を敵にしない心と、恋がくれる今の幸福
- リリース日:
- 1965/5/15
- 推定売上枚数:
- 不明
泣いた私を、置き去りにしない。
今日は、喜びのほうへ歩く。
こんにちは!かなひなです😊
気持ちが明るくなったとき、泣いていた自分を、過去の弱さとして忘れたくなることがあります。でも、つらい時間があったことまで否定しなくても、今の喜びを受け取れるのでしょう。坂本九さんの「涙くんさよなら」は、そんな心の余裕を感じさせる歌だと私は思います。
この歌では、涙が、語り手の話しかける相手になっています。恋によって今を楽しみに思える一方、悲しむ心を、自分から追い出そうとはしていないのでしょう。私は、涙への親しみと、恋の幸福が、同じ人の中にあるところに惹かれます。
本曲は1965年5月15日発売。作詞・作曲は浜口庫之助さん、編曲は橋本光雄さんです。涙との距離の取り方と、今の幸福を大切にする心を考えます。
坂本 九『ベスト~心の瞳』
「涙くんさよなら」の基本情報
| 曲名 | 涙くんさよなら |
|---|---|
| アーティスト | 坂本九 |
| 発売日 | 1965年5月15日 |
| 作詞 | 浜口庫之助 |
| 作曲 | 浜口庫之助 |
| 編曲 | 橋本光雄 |
| 収録作品 | 『涙くんさよなら/真ん中とはじっこ』 |
| シングル順 | — |
| 発売元・品番 | 原シングル:TP-1080/紹介CD:UPCY-7456 |
本人公式の1965年の年表 / 歌ネットの詞曲欄 / 紹介CDの公式曲目
本人公式サイトの1965年の年表に、5月15日発売のシングルとして掲載されています。本曲と「真ん中とはじっこ」の組み合わせで、品番はTP-1080。詞曲と編曲も、この原盤の紹介に記載されています。
紹介CD『坂本 九 ベスト~心の瞳』は、2017年12月6日発売のUPCY-7456です。本人の全21曲ベストで、本曲は11曲目に入っています。
「涙くんさよなら」の歌詞
歌詞の意味・解釈
涙を責めないことと、今の幸福を受け取ること
涙への親しみと、恋によって変わる心の向きに注目します。
涙に話しかけることで、泣く自分を敵にしない
この歌の涙は、ただ消してしまいたいものとして扱われてはいません。語り手は、涙に人のように呼びかけています。自分の感情を、少し距離を置いて見つめることができるから、悲しむ自分を責めずにいられるのでしょう。私は、その親しみのある向き合い方に惹かれます。
涙を流すことは、ここでは単なる失敗や弱さではないように感じます。つらさがあるとき、自分の気持ちを受け止めるためにも、涙はそばにあったのでしょう。泣く心を否定しないことが、語り手の明るさを、無理な強がりだけには見せないのだと思います。
涙に向けた別れも、かつて泣いたことへの後悔とは違うのでしょう。私は、悲しみがあった自分を消すのではなく、今は別の感情を大切にできるという、心の変化として読んでいます。過去のつらさと現在の喜びが、互いを打ち消さずに並んでいます。
題名の呼びかけを、恋人への別れと捉えると、歌の印象が変わってしまいます。語り手が話しかけているのは、自分と関わってきた涙です。私は、恋の終わりよりも、感情との付き合い方に目を向けることで、この歌の温かさが身近に感じられると思います。
恋の幸福は、悲しみのない人生を保証するものではない
語り手の心を明るいほうへ向けるのは、恋と、その相手の優しさです。誰かと関わる喜びが、今の暮らしの感じ方を変えているのでしょう。私は、幸福が遠くの目標ではなく、身近な関係から生まれているところに注目しています。
一方で、恋をすれば、人生から悲しみが消えるという歌には感じません。語り手は、つらいことのある世界を知っているように見えます。そのうえで今の幸福を喜んでいるため、明るさは、何も知らない楽観ではなく、今ある支えを受け取る姿勢として響きます。
涙への別れには、これから悲しむ可能性を、閉ざさない余地もあります。私はそこに、幸福が続いてほしいという願いと、心は揺れるものだという感覚が、共にあると読みます。今を喜ぶために、将来の自分へ、泣かない約束を課してはいないのでしょう。
だからこそ、この歌の恋は、涙を否定する理由ではなく、今の自分を支えるものとして感じられます。喜べるときは、その喜びを受け取ればよい。後でまた心が揺れても、今の幸福まで偽物になるわけではない。私は、そんな感情への柔らかさを、この歌から受け取っています。
この曲を聴く
本曲から、坂本九本人の21曲ベストへ
歌詞を読み、本人のほかの作品へ聴く範囲を広げられます。
Amazon Music Unlimitedを
無料体験する前に
初回利用など対象条件を満たす方は、最初の30日間無料です。対象かどうかは、Amazonの登録画面に「30日間無料」と表示されているか確認してください。
登録前に知っておきたいこと
- 30日間無料になるのは、Amazonの無料体験対象者です。
- 無料体験中でもキャンセル・プラン変更ができます。
- 無料体験終了後は自動的に有料期間へ移ります。
- 個人プランは月額1,180円、Amazonプライム会員は月額1,080円です。
- 継続しない場合は、Amazon Musicの設定から更新をキャンセルできます。
- 料金やキャンペーンは変わる場合があるため、登録画面の条件が優先されます。
2026年9月21日確認。無料期間・料金・キャンセル:Amazon Music Unlimited公式案内、プランの確認方法:Amazon Music よくある質問。
YouTubeで「涙くんさよなら」を探す
曲名とアーティスト名で、聴きたい映像や音源を探してみませんか。
本曲を11曲目に収めた『坂本 九 ベスト~心の瞳』
本人のほかの作品へ広げられる、全21曲CDです。
坂本九の歌へ進めるUPCY-7456
『坂本 九 ベスト~心の瞳』は、2017年12月6日発売の本人ベストCDです。全21曲で、本曲は11曲目。「見上げてごらん夜の星を」「明日があるさ」「幸せなら手をたたこう」「ともだち」なども入っています。
本曲から、坂本九さんのほかの作品へ聴く範囲を広げる入口になるCDです。「上を向いて歩こう」はSTEREO VERSION、「心の瞳」はコーラス入りの曲目名で掲載されています。全21曲の公式収録内容をたどれます。
1965年のシングルと、後年の本人ベスト
原盤としての発表と、2017年の紹介CDを分けてたどります。
原シングルは「真ん中とはじっこ」との組み合わせ
本人公式の1965年の年表では、5月15日に本曲と「真ん中とはじっこ」のシングルを発売したと掲載されています。本曲の詞曲は浜口庫之助さん、編曲は橋本光雄さん。原盤の品番はTP-1080です。
Amazonで紹介するのは、2017年のUPCY-7456、全21曲の本人ベストCDです。1965年のシングルの発表をたどりながら、後年の作品集からほかの歌へ進めます。紹介CDの公式作品情報。
この曲のまとめ
「涙くんさよなら」は、泣く心を責めずに、今の幸福を受け取る歌だと私は思います。恋の喜びがあるからといって、悲しんできた自分を否定する必要はないのでしょう。涙への親しみが残るから、明るい別れにも温かさがあります。
曲へ戻るときは、語り手が涙にどう向き合っているかに、心を向けてみてください。つらさを知っていることと、今日を喜ぶことは、反対ではありません。どちらの自分も受け止める心が、この歌の幸福を、身近なものにしてくれるのだと思います。
「涙くんさよなら」に関するよくあるご質問
- Q.1坂本九「涙くんさよなら」はいつ発売された?
- A.1
1965年5月15日です。本人公式サイトの1965年の年表に、本曲と「真ん中とはじっこ」のシングル発売が掲載されています。
- Q.2作詞・作曲・編曲は誰?
- A.2
作詞・作曲は浜口庫之助さん、編曲は橋本光雄さんです。本人公式の原盤紹介に記載されています。歌ネットにも浜口庫之助さんの詞曲が掲載されています。
- Q.3題名の別れは、恋人との別れ?
- A.3
歌の中で語り手が呼びかけているのは涙です。この記事では、恋人との破局ではなく、自分の感情との距離が変わる歌として読んでいます。
- Q.4なぜ涙を敵にしない歌と読める?
- A.4
語り手は、涙を親しみのある対話相手として扱っています。泣くことを弱さや失敗として責めるのではなく、つらいときの自分と関わってきた感情として受け止めていると読んでいます。
- Q.5恋によって、悲しみは完全になくなる?
- A.5
この記事では、悲しみのない人生が保証されたとは読んでいません。恋や相手の優しさを今の支えとして喜びながら、将来また心が揺れる余地も残るところに注目しています。
- Q.6原シングルのもう一曲は?
- A.6
「真ん中とはじっこ」です。本人公式の1965年の年表に、この組み合わせと品番TP-1080が掲載されています。
- Q.7Amazonで紹介しているCDはどれ?
- A.7
2017年12月6日発売の『坂本 九 ベスト~心の瞳』、UPCY-7456です。本人の全21曲ベストCDで、本曲は11曲目に収録されています。
- Q.8紹介CDには、ほかに何が入っている?
- A.8
「見上げてごらん夜の星を」「明日があるさ」「幸せなら手をたたこう」「ともだち」などが入っています。公式曲目では「上を向いて歩こう」はSTEREO VERSION、「心の瞳」はコーラス入りと掲載されています。
- Q.9歌詞はどこで読める?
- A.9
歌ネットの坂本九「涙くんさよなら」ページで読めます。
この曲が気になった方へ
揺れる心と、今の喜びを受け止める歌へ。


